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ドッペルゲンガーについて

はじめに

こんにちは、いもりです。
数日前は夏らしく太陽が照りついてて良い天気が続くなーって思ってたのに、最近になって曇り&雨ですよ、、、
涼しいからたまにはいいんですけれど一週間以上続くと湿度も相まってもやもやした気持ちになります。

そんな中気分転換でこの季節恒例の怖い話・怪談の朗読をYouTubeで聞いていました。そうしたらドッペルゲンガーの話が幾つか出てきて、noteのネタにしようってなりました。
ネタ的にもポピュラーなので気分が乗りました。

あと、ドッペルゲンガーを題材にしたボカロなんかも好きなので、以下にリンク張っときます。

ドッペルゲンガーとは?

さて、ドッペルゲンガーというと一般的には、「もう一人の自分」「見たら不幸になる」みたいな噂のはずだったと思います。改めて自分の中で思い出してもまったくドッペルゲンガーいついての情報がなくびっくりしました。
自分で好きと言っておいてニワカな性格が露呈してしまいます。

まあ、オカルトを知っていく中でドッペルゲンガーはかなりメジャーだとは思うのでサクッとでも調べてみたいと思います。


ドッペルゲンガーの意味

ドッペルゲンガー(独:Doppelgänger)とは、自身の姿を自分で見る幻覚現象です。そして、ドッペルゲンガーそのものは古くから神話や伝説、迷信で話題となり中には肉体から霊魂が分離・実体化したものであるとされ、第二の自我、生霊の類ともされています。また、語源としてはドイツ語のDoppel(二重・生き写し・コピー)からなり、Doppelgänger(ドッペルゲンガー)は「二重の歩く者」と訳されます。

Wikipediaまとめ

どうやらドッペルゲンガーの言葉そのものがどうやらドイツ語の読み方から来てますね。ドッペルゲンガーそのものよりこっちに驚きました。

Wikipediaから調べてみても、かなり古い時代からその概念があって、生き写しの自分ってことが結論から分かります。

ドッペルゲンガーの性質

次は、性質です。ぱっと思い浮かぶのは、ドッペルゲンガーが不幸を呼ぶな存在っぽい事です。それ以外わかんなかったので調べました。↓

ドッペルゲンガーとして有名な性質は、ドッペルゲンガーそのものが元となる人物の「死の前兆」であるということです。

・ドッペルゲンガーの人物は周囲の人間と会話をしない。
・本人に関係のある場所に出現する。
・ドアの開け閉めが出来る
・忽然と消える
・ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ

Wikipedia

これ調べていて一番気になったのは、最後です。「ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ」っていうのは、生き写しのオリジナル?以外の他人でも二回見たら死ぬんでしょうか?
それだと、学生や会社員など特定の組織に属するドッペルや大人数のいる場所によく来るドッペルは関係ない人も不幸にするの?って思っちゃいました。(他の性質は納得できるのでスルーします)

気になったのでここら辺調べます。↓

ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ?

ドッペルゲンガーが都市伝説である時点で、wiki由来のこの定義「二回見たら死ぬ」って設定はそもそも正しくないのかもしれないですが、二番目くらいに気になったのでこれも並行して調べてみたいと思います。

ドッペルゲンガーの逸話

まずドッペルゲンガーについて知るには逸話を見るのが手っ取り早いですね。都市伝説ってあれこれ考察する前に事例見ていかないと後から噂のバラつきについて行けないですし。
なのでドッペルゲンガーを目撃した話や文献をネットで調べて載せます。
ここからドッペルゲンガーの種類や様子を知っていきましょう。

ドッペルゲンガーの正体・説

表の見方です。↓

番号. 人名 : 逸話の概要 : ドッペルの逸話での扱われ方(個人主観)

1.エミリー・サジェ:(19世紀)教師であるエミリー・サジェ(フランス人)が40人以上の人に様々な場所で何年も、同様の動きをする分身が本人のそばにいるというお話。また、分身は別の動きをすることもあったとか。すぐに死ぬとかではない。 : 幽体離脱
2.芥川龍之介:芥川龍之介が帝劇と銀座で遭遇。当人は多量の睡眠薬と共に自殺で発見。: 脳疾患
3.エリザベス一世:ベッドに横たわる自分のドッペルゲンガーを目撃。その直後死亡。: 幽体離脱・脳疾患
4.モーパッサン:自身のドッペルゲンガーとは話し合い、交流する。その中でドッペルゲンガーは悲しい顔で苦悩した様子になり、それを見た当人は不安に駆られ、精神病院に入院。一年後に死亡。:脳疾患
5.ジョージ・トライオン:沈没した船と共に死亡。しかし、死亡した時刻と同じころ、トライオンの妻が軍服姿のトライオンを目撃。トライオンは何もしゃべらず突然消えた。:幽霊・幽体離脱
6.エカテリーナ二世:ロシア女帝エカテリーナがドッペルゲンガーが自身の王座に座っていたのを衛兵と一緒に目撃。まもなくエカテリーナ本人は死亡。:幽体離脱

ざっとこんな感じです。他のを例はあったのですがちょっと多すぎました。このほかにも未来の自分なんて話もありました。
大体資料は揃ったので次進みます。

ドッペルゲンガーとは?考察

ここまで調べて、ドッペルゲンガーの正体がこれだという説も紹介します。話として聞けなくても候補として考えられるため列挙します。

1.シェイプシフター:様々な物(幽霊・物質・生物)に変身する妖怪
2.シルバーコードの不調:魂と肉体を繋ぐ糸、これが不安定になり離脱が発生。この糸が切れると魂は肉体に戻れない。片方の人間が死ぬことになる。
3.パラレルワールド:一つの世界に二人いることのパラドックスによりその不安定な要素を安定させるために片方の人間が消える。
4.脳疾患:脳内の以上により幻覚が現れる。側頭葉と頭頂葉の境界領域に腫瘍が発生すると幻覚現象が起きるとか。
5.霊体:幽体離脱、離魂現象とも。何らかの原因で魂と肉体が離れる。
6.その他

逸話とこの正体候補から自分なりにドッペルゲンガーの正体について考えます。

まず、逸話から当てはまる特徴を割り出します。次にそれに当てはまる正体候補を見つけ整合性を検討してって流れにします。

特徴

1.ドッペルゲンガーの当人は死んでいるかその後すぐ死ぬ
2.他人も目撃するが、他人が不幸(死)になることはない?
3.ドッペルゲンガーはオリジナル以外の人と交流は少ない

これらの特徴から考えられる説を以下に載せます。↓

脳疾患説

現実的に考えるとこれですね。正体候補にもありましたが、脳内にある側頭葉と頭頂葉の境界領域に問題があると幻覚などが発生します。どうやらこの領域での問題内容は、自身の体を認識する"ボディーイメージ"を司る部分でもあるらしいです。"ボディーイメージ"があるからこそ、暗闇でも自分の体を認識できる、つまりは無意識化に体を認知することを可能にすることが出来ます。
そのため、この"ボディーイメージ"に不調が現れると、自身とは異なる空間に自分の体の感覚があると認識してしまいます。
ならば、ドッペルゲンガーを見たオリジナルの人間は、意識は本来の肉体に残り、肉体の感覚だけ分離する様な形で、感覚器官的に現実味のあるドッペルゲンガーを体験したことになり、あながち納得は行きます。
さらに、ドッペルゲンガーを見た人は、死期が近いとされ、間もなく死んでしまう特徴1も、脳疾患(脳腫瘍)が要因の一部を担うことと整合性が取れます。モーパッサンの事例とかモロそんな感じします。
この考えにはほかにもちょっと面白い意見があるので、気になったら見てってください。

ただ、他の特徴2はどうにも説明できないです。
無理やり言うなら、位の高い人の「ドッペルゲンガーがいた!!」って意見を馬鹿にしたり無視することもできないから、取りあえず信じたふりをしたりとかですかね。
上手い考えが浮かばないです。

霊魂説

特徴1以外はこれで片付きそうですね。
幽霊だろうと、肉体から離れた魂だろうと神的・霊的なものなら他者が見ることも可能だろうし、近しい人が見やすいこと、見た人が不幸になるのも霊的な都合が考えられてしまいます。
エミリー・サジェの事例とか40人規模でみられてるので当人のみで納められる話ではないですし、しかも彼女はこの一件から教師を解雇されて別の場所に移り住んだのにそこでも他者に地震のドッペルゲンガーが目撃されてます。もはや守護霊的なのが強すぎて現れているのかってレベルです。
ただ、一点気になるのは目撃されたドッペルゲンガーはほとんどが彼女と同じ動きをしていたことです。もちろん違う動きをしている時に目撃されていることもあります。以下はwikiからの引用↓

生徒たちの証言によれば、あるときサジェが黒板に字を書いていると、分身が現れ、黒板に書く仕草をしていた。ある生徒がサジェと並んで鏡の前に立つと、鏡にはサジェが2人映っており、生徒は恐怖のあまり卒倒した。後に生徒たち以外の目撃者も現れ、給仕の少女が、食事中のサジェのそばで分身が食事の仕草をしている光景を目の当たりにし、悲鳴を上げた。この分身はやがてサジェのそばのみならず、サジェから離れた場所でも目撃されるようになった。

あるとき、42人もの生徒が同時に分身を目撃する事件が発生した。生徒たちのいる教室にサジェがおり、すぐ窓の外の花壇にもサジェがいたというのである。勇気のある生徒が、どちらが本物のサジェかと、室内のサジェに触れたところ、柔らかい布のようでまるで手ごたえがなかった。このとき、花壇にいるサジェはぼんやりとした様子だった。やがて室内のサジェが消え、花壇のサジェは普段通り動き始めたため、花壇のほうがサジェ本人だとわかったという。

太字にあるように、同様の動きをしようが、異なる動きをしようが、目撃証言は大人ではなく子供という点です。
大人からの意見が全くなかったかは調べ不足で分からないのですが、もし生徒が目撃の大多数を占める場合「単なるいたずらとそこから発生した恐怖心からくる誤認識」って線です。
でも集団でここまで大袈裟に、突発的に主張するのは何なんでしょうね。
いたずらにしては少し不自然で不気味です。

シェイプシフター

ネタです。しかし調べていてこの存在を初めて知りました。
とても面白いです。全然wikiやネット資料少ないですし、名前の語呂が好みです。
こいつで全部解決します。妖怪・何でも変身・どこにでもいるで三拍子そろいます。
オカルト的には「シェイプシフター」でも間違った回答ではないでしょう。

再考:ドッペルゲンガーを2回見ると見た人も死ぬ?

恐らくこの性質は、ドッペルゲンガーの元となったオリジナルの人間が二回見ると死ぬという噂的なところから出るものだと考えます。
他人もありだと40人以上の生徒を突然死させた挙句、他所でも厄災をばら撒く人間兵器が生まれてしまいますし。
あと、二回っていうのも超大雑把な統計的というのも怪しいくらいの値だと思います。
一回でアウトになった例もありますし、二回も三回もドッペルゲンガーに合ってる例もありましたし。

おわりに

今回は、かなり時間がかかりましたね、、、(まだ二回目なんですが)
個人的に調べも浅かった感じしますし、妥協しちゃいました。
と言っても考察なんてするにはある程度の文字数もかかるので長くなったって感じです。
ただ、今回記事を書いていく中で脳疾患で見る幻視やシェイプシフターなんていう単語も知れたので、個人的には面白かったですね。
今後もネタにしたいことをぼちぼちと記事にしたいもんです。

それでは、ここらで終わりにします。
読んでくださってありがとうございました。


サムネ画像:


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