4月3Wの予定
相場全体を左右する要因として、①インフレ ②資源価格
この2つが交錯、互いに呼応、場合にょり個別要因として相場決定権を持つ地合になったように感じる。少し前まではCovid-19の新規感染者数が相場を左右する、そんな地合だったのが瞬時にリセットされたと思える。
そんな2つの要因に関し、停戦交渉、戦況の行方、NATOなど軍事・経済支援の発表がニュースとなりその都度、相場上下。さらに、経済指標の発表、各国中央銀行の利上げ発表、要人発言なども相場を上下させる。
ただ、株価を左右するのは金利であり、さまざまな要因を折り込み米国長期債金利が上昇することは株価にとり悪いこと。景気は循環するとの定説からそのような時期がやってくるのは仕方ないにしろ、一方で金利の影響を受けないセクターも存在することは事実。資源、食品など消費循環、防衛産業セクターなどがそれ。それらへの資金循環の注視も怠ってはならない。と同時に株価を下支えする基礎的財政収支の状況。決算シーズンとなるこの時期、リリースから財務状況が景気縮小の影響を受けているのか、織り込もうと弱気の業績予想なのか、時期の決算確認は重要。
以上、今週以降は米国が決算シーズンに突入。まずはメガバンクから始まります。また、今週は経済統計は各国のCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)の発表が予定されてます。
経済統計、金融政策の発表予定
前述のCPI、PPIの発表が予定される他、米FRB理事や総裁の講演や討論会の参加時の発言は要注視
決算発表(日本株)
2月期決算発表の本決算がピークとなります。2月期決算企業の大型銘柄はファーストリテイリング(ユニクロなどを経営)が木曜日の予定。日経平均を左右する銘柄の一つでもあり注目されます。
決算発表(米国株)
今週末(4月15日)は復活祭の前日のグッドフライデー(聖金曜日)につき、欧米の市場は休場となります。その前の木曜日までにメガバンク、主要地銀の決算が集中。これら銀行株の決算を皮切りに米国企業の第一四半期決算シーズンに突入です。