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服の選び方から見る人生観

あなたは、どんな服を持っていますか?


毎日洋服はどう決めていますか?


洋服から見る世界観


私はとにかく心地の良い洋服が好きです。


しかし
クローゼットには簡単な洋服が並んでいます。


洋服には
流行りつたりがあって
変わりゆく洋服を追うのは私自身とても疲れるので

いつも着やすい洋服を選んで買っています。


朝起きて
ほぼ選ぶことが必要ないような
そんな心地いい洋服が欲しかった私は

無意識のうちに
安くてそれなりによく見える洋服を持っています。


なぜやすい洋服を買ってしまうのかというと

どうせいつか手放してしまう服に
無意識的に
お金を掛ける必要性が分からなくなっていたからです。


他人から見た洋服から見る私


私は昔から
「安くて可愛い洋服を見つけるのが上手」

と言われています。


それなりにいい洋服も知ってる中で
いつも自分に買ってあげる洋服は
やすい服


少し奮発して買う洋服やコートは
着にくい


これが私の洋服選びを振り返った時に
気づいた
洋服選びでした。


今まで日本人には
「安くて可愛い服を見つけるの上手だね」
と言われていた私ですが


フランスに住んでから
「いい洋服を買ったらどう?」
と何度も言われています。


もちろん私のファッションを褒めてくれる人はいますが
いい素材を手に入れなさい
という人の本当に言いたい意味が全く分からないまま

時々買う高いブランドの洋服やコートは
何故か着心地が悪く
結局簡単にサクッと切れるやすい洋服を着ています。


洋服が私を選ぶ


今日、たまたま聞いた言葉

「洋服が私を選んでいる
  私が好きな服を選べるような体になりたい」


この言葉を聞いた時
心理学とシンクロしました。


それは
付き合っている相手が自分の鏡

そう。
付き合う人や
目の前にいる人は
まるで自分と同じような人間なのです。


これはよく聞くことなので
ご存知の方も多いかと思いますが


私が今日気づいたのは
他人を見なくても
自分のクローゼットで自分を知ることができる

ということです。

クローゼットからの自分探し


私が驚いたのは
私の人間関係っていうのは
まるで洋服選びとそっくりだったのです。


私の人間関係は
いつも自然でとにかく優しい人たちばかり

収入とか全然気にしていなくって
とにかく自分の生き心地を優先にしている人が
とてもとっても多いのです。


少し前の私は
こだわりが強くて
収入意識もしっかりあった時代は

どんなにお金が掛かっても
職人さんの手がけた作品が
無意識のうちに身の回りに多かったのです。

そして
周りの友達も
仕事的には収入も実績もあり
もっと自由になりたい、とぼやく人が多くいました。


しかし、私自身が
人生迷子になった時期くらいから

服にお金を掛けなくても
楽しく生きていけるのではないか、と。

いい服を着なくても
何か息心地のいい世界があるのではないかという好奇心半分で
思い切って服にお金をかけるのをやめました。


その時は気づきませんでしたが
それは
人生迷子の歯車を高速させたキッカケになったと思います。


そして

今では
工場で作られた
誰が作ったか分からない
安くて心地の良いものに囲まれています。


何かが埋まらない


ファッションは昔から
それほど敏感ではないのだけど
職人さんの物(高い物)をやめて
低価格を重視に服を選ぶようになってから
私は確実に生活に彩りが薄くなりました。


それは
今まで職人さんが手掛ける作品に溺愛していた
そんな私が
全てを手放してから
確実に心がポッカリ空いたのに
それが
なんのポッカリなのか感覚を掴むのに
長い時間がかかりました。


勘違いから始まった人生迷子


実は
私がこんな風になったのも
あるキッカケがあったのです。

それは
今の夫が
私の持ち物を見て
「ゴミじゃん」

と言ったのが始まりでした。


今考えれば
それは良い質を見極められる力
得る時期にきた

という合図でした。


しかしその時の私は
鎧を着て生きていたので
自分の考えと違う人は
全て敵
くらい
相手の意見を聞けない

違う意見の人を目の前に
自分の意見を自信もって言えない

そんな生き方をしていたので
「ゴミじゃん」
と言われた時は驚きが隠せず
返す言葉も見つかりませんでした。


意見の合う人の中で生きていくのは
とても楽だし
否定もされないし
最高。

私はそんな人生が
心地よくて良かったのです。


でもそんなことを思いながら生きていく中で

人生は日本ではない所で生きたい
これが
私が小さい頃から
人生で最も1番叶えたかった夢です。


そのためには
いろんな意見の人と出会って
自分の意見を伝えて
生きる力
絶対的に必要です。


私はこの夢を30歳を超えた時に決めました。


伝え方は雑でしたが
当時付き合っていた夫から
思いもしない
予測もしていなかった
驚くべき言葉をかけられ

悩んで
振り回れていたんだなと
落とし込むことが
ようやく今になってできました。


分かってはいたけど
自分に落とし込めなかった。


今回
「洋服が私を選んでいる
  私が好きな服を選べるような体になりたい」

という言葉に出会って
決定的に私へ気づきを与えてくれました。


選ぶちからが生きる力


確かに私は
何かを作る人が好きで

本当にこの作品がいいかどうかまで
見抜く力は到底ありませんでした。


森で拾った木をそのまま切ったキーホルダー
500円で売っていたら
確実に昔の私なら手に取っていたでしょう。


私は
これから
自分の周りに置く物や
身につけるものに対して
確実に考えや選び方が変わると思います。


何年もかけて
少しづつ少しづつ
自分の人生観をより向上できるように
楽しめるように。


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