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雪柳 あうこ
2020年8月21日 16:16
線路沿いの薔薇の花は少し、干からびている苛烈な夏のせいだけでなく線路沿いの花は大抵みんな少し、干からびているよう遠目にはみずみずしく見えていたとしても限られている雨予測不能な太陽猫の額ほどの土精一杯だったり、かつかつだったりする命のやりくりの中でなんとか咲いているわたしたちの生き様にもどこか似ているような、気がする目を閉じて、線路沿いを歩く少し干からび