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【ワーホリ】1か月半で帰る理由と反省を記す

このnoteを書くかどうかはすごく迷いましたが、自分への戒め、思考整理として書こうと思います。
大前提として、ワーホリに行く人の不安を煽る意図はありません
こういったケースもあるんだな、とみていただけたら嬉しいです。

※文字数4000字オーバーかつ大半は自分語りのため、目次から気になるところだけ読んでください!!!


帰国します

はい。
そのままです。再来週ニュージーランドを発ちます。
め~~~~~っちゃ情けないしダサいなと自分でも思いますが、根性ありませんでした!!!!
ちなみに来て26日目くらいの段階で決意してチケットもとっていました。

NZへ来たことに後悔はありません。
素敵な出会い、体験もできました。胸を張って素敵な国だといえます!
心配していた食べ物も、自炊に関しては日本と同じくらいおいしかったです。

しかし、私の場合観光ビザでもよかったかも…という後悔をはじめとして、自分の考えていたことについて様々な失敗ポイントがあったため、
もし今ワーホリに行くか悩んでいる人がいたら、同じ轍を踏まないためにも読んでみてほしいです。
読んだうえで「そんなの言われなくてもわかってるよ!ばかちんめ!」と思っていただけたら、あなたはきっと大丈夫
ただ、もしどこか少しでも引っかかる点があったら、もう一度自分と向き合って考える時間をとってみてほしいです。


どうせあれでしょ

資金が尽きたんでしょ?

答えはNo!
資金については余裕を残した状態での帰国の決断です。
別途ブログにまとめますが、NZは思ったより生活費がかかりませんでした。クライストチャーチに限って言えば、家賃も都内一人暮らしと比較したら、そこまで差はありません。
入国の際に必要な40万円くらいがあれば、4か月から半年近くはニートで暮らせると思います。
(オークランド中心部やウェリントンで考えるとちょっと厳しい部分もあるかもしれませんが…)
だから入国の要件さえ満たしているなら、そこまでお金のことはナーバスになる必要ないかな、という印象です。

仕事見つからなかったんでしょ?

これは原因の40%
バリスタ、カフェのキッチン補助あわせて50件近く訪問しましたが、お仕事はGETできませんでした。
さんざん言われていることですが、今NZで仕事を探すのはとても難しい状況だと思います。
しかし、ほかの職種は徹底して探していないため、ほかの職種なら仕事があった可能性もあれば、英語力でインタビュー切られている以上、私より英語が話せる人であれば受かっていました。

あなたがやりたい職種に縛りがない、英語力に自信がある、スキルに自信がある、粘り強さに自信があるのどれかに当はまるなら、きっといつかはみつかるはずです。

残りの60%は?

想像不足・逃げ・目的意識の欠如

あっさりまとめるならこの3つ。
そしてここから書くことは、100%自分が悪い話です。
大大大大大前提、私の根性不足と逃げ癖がベースに存在しています。
そのうえで、詳しく分解していきたいと思います。

想像不足

環境、コミュニティに対する想像不足が原因のうち30%ほど。
具体的に言うと、
①クライストチャーチの規模感を見誤った
②想像以上にひとり行動に向いていない国だった
③(仕事以外では)想像より日本とそんなに変わらない生活だった

の3つ。

あまりこういう風に使いたくないけれど、私の性格を端的に言うと16typeだとINTJです
なんとなくそんな感じの人間が書いている前提で読んでください。

①について、私はクライストチャーチの規模感を名古屋くらいかと思ってきました。
クラブやバーがあまりない、という話は知っていたことと外飲みがあまり好きでないためそこは例外ですが、人口密度、活発度などなどを名古屋のイメージできていました。
しかし実際来てみると、想定以上に田舎だった!!
冬ということも影響しているのか、ランチのピークタイムでも並んでいるお店をほとんど見かけず。
その割にちょっとやんちゃ目のお薬遊びをする学生たちはちらほらみかけて、人口のわりに治安悪いなぁと思ってしまいました。

②ひとり行動大好き人間として、致命的。
これについては別記事に詳しく書いています。
週末は出かけてなんぼ、とにかく人と過ごすのが大事。
フラットという仕組みもそうですが、とにかくひとりで生きるように設計されていないな、と感じました。
なかでもとくに、突出したスキルもない日本人ワーホリは、どんどんコミュニティを作っていかないと生きづらいと思います。

③仕事に就いたら、関わる人も増え、仕事自体に学ぶこともあり、変わったと思います。
しかし日常においては、日本にいるときとほぼ変わらず過ごせてしまったことにがっかりしてしまいました。
そもそも海外生活に興味を持ったきっかけとして、学生時代の中東短期滞在の経験が根底にあるのですが、降り立った時からそこまでの感動を得られなかった。
これは私が大人になり感受性が鈍ってしまったこと、
事前にニュージーランドという国についてたっぷり調べてしまったため、プラス方向には想像の域を越えなかったことが原因だと感じています。
ワーホリについて考えだしてから約2年、noteをはじめとした媒体で、NZのすばらしさをたっぷりと教えていただきました。
だから実際に美しい建築、おいしいコーヒー、親切な人に出会っても、「進研ゼミでみたやつだ!」状態だったのです。
裏を返せば、みなさんがいう通り素敵な国であるのは間違いないと思います。
なのであくまで自分の感受性の鈍りが原因です。

銀行などの事務手続きも、今ではネットを見れば先人たちの丁寧な解説がありますし、正確さを求められない日常会話であれば特に困ることもなく。
学生時代に味わった刺激を求めてきた自分にとって、穏やかで親切すぎてしまいました。

逃げ

想像不足だった部分を埋めるための行動を起こす気力がわかなかった。
かといって仕事の返事を待ったり、もう少し暖かくなるまで待ったり、という忍耐力もなかった。
コンフォートゾーン(日本)に逃げ帰りたい気持ちが抑えられなかった。

それに加えて、セクハラ的なものに疲れてしまったというのもあります。
詳細はこっちに↓

端的に書くとハウスオーナーからのセクハラまがいのことが本当に苦痛でした。
それなら引っ越せばいいじゃん、というかもしれないけれど、これ以外にホステルにいたときにも嫌な経験が1ヶ月で何回もあり、一部身の危険も感じたため、これ以上留まる必要はないなと。

あと、セクハラもイエローキャブに狙われるのも、自分が垢抜けなくて気が弱そうに見える芋だからだろうなぁと、自分の容姿に対するコンプレックスが再熱して精神的に不安定になってしまいました。
元々学生時代容姿コンプレックスを拗らせていて、やっと最近あまり気にならなくなっていたのにいまはとても苦しいです。
日本にいた時以上に見た目に対してコンプレックスを煽られるとは思っていなかったので、ここだけは唯一NZにきて後悔しています。
※セクハラもイエローキャブも全部kiwi以外から受けたことです。

目的意識の欠如

「ワーホリビザで」こないといけないほどの目的がなかったなぁ、と今ならわかります。

noteを書いていてよかったなぁと思ったのですが、当時の自分がニュージーランドを選んだ理由を見ると、
ワーホリビザでこなくても、観光ビザで3か月滞在すれば体験できた内容だと言えます。
実際1か月で十分わかりました。

ワーホリビザで来ないといけないものとしては、働く、というものがありましたが、とにかくなんでもいいから働きたいというほどでもなく…
「ニュージーランドに住むこと」が目的だった自分は、目的意識が希薄だったなと反省しています。

逆にこっちでワーホリへきて仕事をみつけて、一生懸命頑張っている人たちは「ワーホリに来たかった」という人ばかりでした。

同じ轍を踏まないために

今ワーホリを考えている方のうち、その国へ行ったことがなく、憧れだけある人は、一度観光目的ではない滞在をしてみることをおすすめします。
日本でやっているように、街をぶらついて、スーパーに行って、自炊をして…ということを1週間くらいしてみてから実際住むか考えても遅くないと思うのです。

「ワーホリ(英語、出稼ぎ、労働etc.)」が目的の場合はいきなりその国に降り立ってもいいかもしれませんが、私のように「ニュージーランドに住んでみたい!→ワーホリビザ取れば1年住めるじゃん!」みたいなタイプの人は、その憧れがギャップになりかねません。

一連の流れを通して学んだこと

私に友だちはいらない

ワーホリ準備から今日までで、自分を本当に思ってくれる友人・知人とそうでない人がはっきりわかりました。
それは知り合ってからの期間、連絡頻度などは全く関係なく、
社会人になってからの知り合いで1年ぶりに連絡をとったような人が真剣に自分のためを思って言葉をくれたこともあれば、10年近くの付き合いで親友だと思っていた人に対して不信感を抱くきっかけにもなり得ました。
瀧本哲史 著・君に友だちはいらない にあったように、大人になった今、自分に必要なのはこの2年を通して向き合ってくれた仲間たちだなと実感しています。
これからはその人たちに恩返しができるように、私も大切に思っていることを今まで以上に行動へうつして示していきたいと思います。

2年前から失敗後の現在まで変わらなかった気持ち

私ははたから見たら失敗した側の人間ですが、失敗したうえでも、
頑張っている人や成功した人の足を引っ張ることはしたくないな、と思いますし、
これから可能性が無限に広がっている子供という存在の支援に携わりたい、という気持ちはより一層強くなりました。
これがワーホリ前後で唯一変わらなかった気持ちです。

成功している人は努力している

当たり前ですが、こっちで仕事を見つけて日々を生きている人たちは、努力していました。
努力したから報われるとは限りませんが、成功している人はみんな努力しています
先日知り合った人は、コミュニティを広げるためにとにかくいろいろな人に話しかけたり、食事に行ったりしている、と言っていました。
以前の私であれば、顔の広い人に対して「コミュニケーションが好きなんだな」や「外向型なんだな」と思っていましたが、いまならわかります。
人と仲良く楽しそうにしている人たちも、そのコミュニティを作るため、維持するために想像もつかないような労力を使っているんだ。
(意識的、無意識的かはおいておいて。)

本来であれば、上記のことに気付いた時点で私も真似して努力すべきだと思いますが、その努力をせずにNZから逃げます。
その代わりに日本へ帰ったら、自分は内向型だから…と言い訳せずに、これまでより1%でも多く、人とのコミュニケーションを大切にしたいです。

このあとどうするの

8月中旬にNZを発った後は、ワーホリ終了後に行こうと思っていたタイ、ベトナム観光をして日本へ帰る予定です。
その後のことは未定ですが、しばらく実家でゆっくりしつつやりたいことと照らし合わせながら仕事を探そうかと思います。
英語の学習はもちろん継続するつもりですし、タイミングがあえばビザが切れる前に観光に戻ってくるつもりです!

失敗した人の話を聞きたい、話を聞いてほしいという方がいたら、私でよければいくらでもできることはしますので、お気軽にご連絡ください。

それでは。

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