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嘘。

私はクセでいつも人に合わせてしまう。
誰かの意見。誰かの言葉。誰かの考え。誰かの意思。
まるで自分以外の人が正しいかのように、いつも「なるほど~」と思って、自分の考えや思いをなかったことにしてしまう。

相手の期待やしてほしいことに気づいてしまう。
だからついその期待やしてほしいことをしてしまう。
例えそれが自分の意思とは反しても。

譲るといえば聞こえがいいが、相手と自分の意見の出し合いをして納得して譲るという自分の選択なら何の問題もない。

ただ、いつも何だか心に残る黒いシミ。
自分に嘘をついたような気分になって、自分にまとわりつく黒いシミのような感覚。

その度に自分のことが分からなくなり、嫌になる。

自分の感覚や考えに自信が持てない。
自分の好きなものを人に勧められないのは自分の感覚が否定されたら、怖いからだ。
否定じゃなくて「違う」だけなのに。

そんな自分から解放されたくて少しずつ、少しずつ自分の思いや意見を言うようにしていた。

なのに今日、また私はいつものクセで自分に嘘をついてしまった。

すごく悲しくなった。
あ~、またやってしまった。
心に黒いシミをつけてしまった。
自分を踏みつけてしまった。

ただ、以前とは違うことは責めることをやめたこと。
自分責めの世界に居続けても、何も変わらないから。
そうしている間は誰からも責められないから楽なんだ。
その世界に入ることをやめたら、できることを探すしかなくなり、立ち上がるしかなくなる。

私は私に寄り添って生きたい。

そんな日もあるよ。
少しずつで大丈夫。
またやり直そう。


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