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その12 好きってなんだろう…

1年以上をかけて、彼を手に入れるまで、すごく楽しかったなあっていうのがわたしの正直な実感なんだけど。
男女の関係に至る前も、男女の関係になったあとも、
2人で会ってるあいだにしていることは、たいして変わらない。

デートの段取りして、2人でごはん食べて、お酒飲んで、 仕事の近況を話したり、
興味のある話をしたり、こどもの話をしたり。

2人でいるときは、わたしを女子扱いしてくれて、
いろいろ気遣いを見せてくれるのも嬉しい。

基本的には、ふだんは離れてる前提だから、
今よりもっと会いたいなあ、と思うわけでもなく。
メンタルを預けているわけでもなく。


わたしのせいで、波風たってないですか?
お家の方は大丈夫ですか??って聞いたら、
全然大丈夫ですよって言ってた。。

お互いに、口に出して言ったりしないけど、
一緒にいるときは、この人、わたしに惚れてるなあって、実感できる…

わたし、この人の心が欲しかったのかな?

たぶん、違うの。

わたしの好き!って気持ちを伝えたかったの。受け止めて欲しかったの。


でも、わたしからきちんと、「好きです」とは言ったことないけど。
「触りたい」「手をつなぎたい」とかは、言うけど。

好きって言ったら、重すぎるような気がして。

これからも、会えそうなときに会うだけ、なんだろうなあ。

わたしたちの年齢になって、既婚者にとっての「好き」ってなんだろうね。

「手に入れたい(私だけのものにしたい)」っていう欲求がなくなったあとって、何がのこるんだろう?

すべてを共有したい、手に入れたいという焦燥感はないけれど。
なかなか会えなくて、やっと肌をあわせたときのうれしい気持ちや、
一人で美味しいものを食べたとき、つぎは一緒にこれを食べたいなぁという感情。


この人がいなくても日常になんの問題もないよなぁとは思うけれど、いてくれることで、キラキラして見える日常。

好きのチカラってすごい。

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