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暇さえあれば、鬼平犯科帳【50歳からのオーディオブック】

オーディオブックはどんな風に使われているんでしょうか?
over50歳のユーザー様の活用法を紹介していく、「50歳からのオーディオブック」連載。

今回は、90歳のお父様がオーディオブックを愛用されているという小平さんにお話を伺いました。なんとアートワークになっている素敵なイラストは、小平さんの姪御様が描いてくださいました!✨

■日本史教師だった父が、聴く小説

――小平さんはお父様ともどもオーディオブックを聴いてくださっているとお聞きしました。お父様はいつごろから聴いてくださっているのでしょうか?

昨年からなのでまだ数カ月ですが、すでにかなり楽しんでいますよ。

父は公立の中学校で、日本史の教師をしていました。退職後も、カルチャー教室のような場所でコロナ禍に入るまで歴史教室をしていたんですね。それもあるのか、歴史小説をよく聴いていますね。

――オーディオブックを聴くようになってから、お父様に変化はありましたか?

今はほぼ一日中聴いていますね。銭形平次とか鬼平犯科帳のような、捕り物帳が好きで、繰り返し聴いています。こういった作品を聴いていると、昔歩いた場所が出てきたり、忘れかけていた古地図の記憶がよみがえってきて楽しいとよく話しているんです。

というのも、父は体も目も元気だった頃、江戸の町の古地図をもとに都内をあちこち散歩して回っていたそうで。それこそ「ブラタモリ」みたいな感じです。

――玄人な使い方ですね!時代小説がお好きなんですね。

そうですね。「聴き放題プラン」の中では、『銭形平次』と『鬼平犯科帳』『半七捕物帳』の三つをよく聴いているようです。

地名や地図の部分で鬼平が抜群のようで、『鬼平犯科帳』をとくに愛聴して自宅でのミニ歴史教室でも江戸の町の話にいかしてるくらいです。

■家族の想像以上に、オーディオブックにハマる

――ご家族でオーディオブックの話をすることはありますか?

さっきのお話にあったように、昔歩いた町がオーディオブックの中で出てくるのが楽しいようで、地名から昔行ったお店を思い出して母親に話したりしています。オーディオブックを聴くようになって生活にハリが出たのは確かだと思います。

――お父様がオーディオブックを聴くようになったことへの息子としての感想はありますか?

楽しそうでいいなと思いますし、僕や姉がオーディオブックを勧めた時は、本人が「これまで楽しみにしていたラジオが合わなくなってきた」とこぼしていた時だったので、「ラジオの代わりになればいいんじゃないか」という程度の軽い気持ちだったのでした。

でも、今はそんなこちらの思惑を超えて楽しんでいると思います。こちらが想像していた以上の反応で、うれしいですよね。

――小平さんご自身もオーディオブックを聴いていらっしゃるとお聞きしました。どんなコンテンツを聴いているのでしょうか。

先日聞いたのは「最後の士 土方歳三箱館に死す」ですね。歴史ものとあとはスポーツノンフィクションの作品を聴くことが多いです。

――どんな方にオーディオブックを勧めたいというのがありましたら教えていただきたいです。

今のシニア層の次には、私と同世代の昭和40年代後半生まれの「第二次ベビーブーム世代」の高齢化が控えています。歳を重ねるとだんだんと目で文字を追うのが難しくなって、読書が難しくなっていきますよね。となると、この世代が高齢化することで、読書が難しくなる人が大幅に増えていくんではないでしょうか。

そんな時に、オーディオブックは本を楽しむのにとてもいい方法だと思います。たとえ活字を目で追うのが難しくなっても、本を耳から聴けるということは知ってほしいです。操作も簡単ですし、コンテンツも豊富にありますしね。

オーディオブックがもっと広がってほしいですし、応援したいです。

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