見出し画像

オーディオブックで本に触れる社員が増えた。全社員の自己学習を支援する三井住友トラストクラブの人的資本投資

「耳で聴く本」として近年利用者が増えているオーディオブック。
日本最大級のオーディオブックサービスの「audiobook.jp」は、個人向けだけでなく、法人向けプランの「audiobook.jp 法人版」もあり、多くの企業の方々に利用していただいています。
 
人材育成の教材として、あるいは企業の福利厚生としてのオーディオブックの良さはどんなところにあるのでしょうか。今回は「audiobook.jp 法人版」導入企業の一つである三井住友トラストクラブ株式会社の柴田晃宏(しばたあきひろ)さんにお話をうかがいました。

▼Problem
・様々なバックグラウンドを持つ社員が集まる企業であることから、共通言語づくりに寄与する学びの機会を全社員に提供したい
▼Solution
・「audiobook.jp法人版」を導入し、時間や場所を選ばずに様々なジャンルの書籍に触れる機会を提供
▼Effect
・本を読む機会の少なかった社員に読書習慣がついた
・通勤や家事の時間が学びの時間に変わった

柴田晃宏さん 三井住友トラストクラブ株式会社 人事総務部 採用研修チーム長

社員の「共通言語」を作りたかった

――三井住友トラストクラブ様では昨年10月から「audiobok.jp法人版」を導入していただいています。導入のきっかけはどんなことだったのでしょうか?

柴田: 弊社では2023年度の経営および人事の方針として「人的資本への投資」が挙げられていました。労使でも話し合いを行い、ベースアップと合わせて人的資本に対する追加投資を行っていこうということになりました。
 
ただ、それは一部の人や部署に偏ったものではなく、全社員が享受できるものでなければいけません。何かいいものはないかと探していたのですが、ちょうどその頃、「若い世代の社員に本を読む習慣をつけてもらうためにはどうしたらいいか」や「自ら学ぶ意識を高めてもらうにはどうすればいいか」ということを採用研修チーム内で話していたんです。そこで、部下の一人が「こういうサービスがありますよ」ということでオーディオブックのことを教えてくれたんですね。
 
私はお恥ずかしながらオーディオブックのことを全く知らなかったのですが、試しに聴かせてもらったらすごく面白かった。これは全社員に広げたらいいんじゃないかと思って導入したというのがきっかけといいますか、経緯ですね。

――採用研修チームということで、柴田さんは普段、採用活動や社員研修に携わっておられるのでしょうか?

柴田: おっしゃる通り、新卒採用、中途採用といった採用活動と、研修は新人研修や入社2年目研修、チーム長研修など各階層別の研修を担当しています。
 
あとは資格試験の補助もやっていますし、今年度からは全社員向けにさまざまな学びを提供することに力を入れています。audiobook.jp法人版を導入したのはその一環ですね。

――これまでも社内の階層別に必要な研修をしてきた上で、さらに全社員に向けた学びを提供しよう、ということですね。

柴田: 当社はもともと内資の会社だったのが外資になり、また内資に戻ったという歴史があります。外資の傘下にいた時に他のグループ会社から当社に入ってきた人もいて、社員の背景や価値観が様々なんです。中途採用で入ってきた方も多くいますしね。それもあって、それぞれに思考力や伝達力は備えていても、社員の「共通言語」が少ないという課題を抱えています。
 
社員全員に通底する何か、つまり共通言語的なものが必要なんじゃないかという話が社内でも上がっていまして、「全社員に学びを提供する」というのはそういった流れから出たものです。

オーディオブックによって「死に時間」が「生きた時間」に

――今回の導入にあたってトライアルをしていただけたということですが、導入の決め手になったことはありますか?

柴田: 一番は「ながら聴き」ができるという点でしょうか。たとえば電車に乗りながらとか、家事をしながら、私の場合は子どもの習い事を見ながら聴いているのですが、そうやって何かをしながら、あるいは何かの合間に聴けるのが大きいです。これまで「死に時間」だった時間を活かせるというのが一番のメリットだと思いますね。
 
あとは場所を取らないというのもいいですよね。通勤中の混雑した電車の中で本を開くのは大変です。オーディオブックの場合はスマホとイヤホンがあればどこでも聴けますから、読書を習慣化しやすいのではないかと思います。
 
何冊でも聴き放題というプランなので 、少しでも気になる本を色々と試し聴きできるのも良いですね。聴いてみて良さそうであれば最後まで聴いてみるという選択の仕方ができます。本屋さんに行って本を買うより幅広い分野に触れることができる点も魅力だと思っています。
様々な社員が思い思いに利用できる共通の知のプラットフォームだと言えると思います。

――ありがとうございます。確かに、他のことをしながら読書ができるのはオーディオブックならではだと思います。

柴田: 子どもの習い事を見ながらということで言いますと、以前は動画教材を見ていたことがあったのですが、そうするとやっぱり動画のほうを見てしまうので、あとで子どもに「なんで見てくれなかったの?」と怒られることがあったんです。
 
かといって子どもの習い事を見ているだけだと、最初は楽しくてもだんだんと退屈してしまったりします。オーディオブックだと、ちゃんと習い事も見られるし、耳から情報が入ってきて勉強にもなりますから、退屈せず一石二鳥ですよね。「見てくれない!」という子どもの不満も解消され、家族円満の一助になっていただいてありがたいです(笑)。

――今のところ何人くらいの社員の方がaudiobook.jp法人版を使ってくださっているのでしょうか?

柴田: 現状約420人で全社員の6割くらいです。導入時に全社に向けてaudiobook.jp法人版を使ってみたい人を募ったり、中途入社者向けのオリエンテーションで案内をする形で、強制ではなく「使ってみたい人は申し込む」という運用にしているのですが、自主的に申し込んできた人がそれだけいるということです。

――導入後の反響はいかがですか?

柴田: 一番多いのが「これまで読書をしなかったけど、オーディオブックを聴くようになって本に触れるようになった」という声です。私と同世代だと、子育ての本をオーディオブックで聴いて、学んだことをすぐに実践しているという声を聞きます。オーディオブックは「ながら聴き」ができるので、読み返すのではなく、「聴き返せる」点も嬉しいと。
 
また、もともと外資だったこともあって英語を話せる人が多いのですが、オーディオブックは語学学習のコンテンツもありますから、語学力のブラッシュアップに使っているという声も聞きます。あとは「聴く日経」は知識を入れるのにすごくいいという声もありました。

 ――最後に、今後の「audiobok.jp法人版」に期待することがありましたら教えてください。

柴田: そうですね。他の導入企業がどう使っているのかが気になったりもするので、導入企業同士で交流ができたりすると嬉しいです。他の企業さんとの読書会があったらおもしろいですよね。
 
――ありがとうございました!

■三井住友トラストクラブ株式会社
本社: 東京都中央区
事業内容: クレジットカード業、貸金業、保険代理業等
ウェブサイト: https://www.sumitclub.jp/corporate/index.html


【audiobook.jp 法人版の詳細はこちら】

ビジネス書や自己啓発書を中心に15,000点以上ものタイトルを全て音声で好きなだけ聴くことができる法人向けのオーディオブック聴き放題プランです。通勤中や家事中、就寝前など、耳のスキマ時間に音声を再生するだけで読書ができるため、学習のハードルがぐっと下がります。
日本の人事部「HRアワード2022」で優秀賞を受賞するなど人材育成のツールとして高く評価され、現在130社以上にご導入いただいています。

まずは個人でオーディオブックを使ってみたいという方は、会員数250万人の日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」をお試しください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?