見出し画像

『読みたいことを、書けばいい。』著者と編集者が特別参加!オンライン読書会開催レポート

2023年3月23日、audiobook.jpでは第4回目の開催となる読書会を完全オンラインにて開催いたしました。

今回は特別ゲストとして『読みたいことを、書けばいい。』著者の田中泰延さんと、本書の担当編集者である今野良介さんをお招きしたスペシャル版!
読書会の参加者の中には、田中泰延さんの大ファンで、仕事を休んで参加したイタリア在住の方もいらっしゃったほど。

『読みたいことを、書けばいい。』を読了した方同士での意見・感想共有はもちろん、田中さんや今野さんへの質問タイムもあり大盛り上がり!

大興奮の読書会の模様をレポートでお届けいたします。

audiobook.jpの読書会とは

audiobook.jpの読書会は「読書の学びを深める」をテーマとし、「自分の考えを言語化する」「多角的に読み直す」を目的として実施しています。そのため、オープンマインドで話すことはとても重要です。

今回の読書会でも意見や考えをしっかり開示し、お互いの話に深くうなづく方や、「それ、わかります!」といった声が多くあがっていました。

課題本『読みたいことを、書けばいい。』

大反響で16万部を突破した、全く新しい文章術の本。
文章の「技術」ではなく、「自分が読みたいことを自分に向けて書けばいい」という独自の文章論に加え、自分が読みたいことをどのように書けばよいのか、ユーモアを交えて書かれています。

『読みたいことを、書けばいい。』を読んだ感想は?

文章術の本ということで、現役のライターさんなど、「書くこと」に興味のある参加者が多く見られました。また、著者の田中さんの大ファンです!という方も。本の感想を熱く語る方が多くいらっしゃいました。

「もともと田中泰延さんの大ファンで、この本が出版されてすぐに買って読みました。その当時は仕事でもプライベートでも文章を書くことってほとんどなかったんですが、たまたま仕事で文章を書くことになった時にこの本を思い出して、とても参考になりました。加えて、冒頭のゴリラ等、読み物としてもおもしろかったです」

「書籍発売後すぐ買ったんですが積ん読してしまって…。ですが、読書会をきっかけに読みはじめました。自分もライティングの仕事をしているので、書くことに対する考え方がとても参考になりましたし、ほかの文章術の本と比べて新鮮な内容でした」

著者・編集者との対面に大興奮!

今回は各ルームに田中さん・今野さんが巡回して、各ルームごとに質問ができるシステムでした。

ルームに入室した田中さんは「なんでもお答えします!今野さんが!」と開口一番でユーモアを炸裂させ、緊張する参加者の皆さんを一瞬で和やかムードに変えていました。

さっそくドキドキの質問タイム。田中さんへの熱いメッセージとともに、このようなやりとりがありました。

参加者
「『読みたいことを、書けばいい。』を読んでから、文章を書く際は自分が読みたいものを書こうと心がけています。ですが、書いている最中は無理して書いている部分もあったりして、書き上げた瞬間は「読みたくない」って感じてしまうんです。書き上げてからしばらく時間がたつと「おもしろい文章になっている」と感じるんですが、こういった文章は、田中さんから見て「自分が読みたいことを書けている」文章なんでしょうか?」

田中さん
「いい質問ですね!僕も自分で書いた記事をすぐ読み返すのはイヤです。やっぱり恥ずかしい気がして。ところが、僕も時間がたってから自分の記事を改めて読んでみると、すごいいいこと書いてる!って思います。なので、書いてすぐの頃にある「照れ」が消えてるんだと思います。いいことだと思いますよ」

また、現役ライターの参加者からはこのような質問も。

参加者
「私も仕事で集客用の文章を書く仕事をしているので、この本にある「ターゲットを決めなくていい」といった内容は衝撃的でした。ただ、商業用の文章を書いていると、こうした考え方で文章を書くのは難しいとも感じました。田中さんは、電通でコピーライティングをされていた時の文章と、独立したのちに書いた文章で、書き方に対する考え方やスタンスは変わりましたか?

田中さん
「先に結論になりますが、文章に対する考え方やスタンスは変わっていませんね。電通の時は、当然ですがクライアントから、ターゲットやどのくらい売りたいといった情報を伺って、それに合わせて書いてほしいとは言われました。ただ、その方向で考えても、皆がおもしろいって思えるものは書けないんじゃないかなって思ったんですよね。例えば20代女性にウケる文章って、いくら資料を読んだりしても、僕は20代女性のことがわからない。なので、最終的には「自分が読んで面白いことを書けばいいじゃん」って思うようになりました。でも、こう考えられるようになったのは「20代女性に響く言葉って何だろう」って苦しみぬいた時間があったからこそだと思います」

自分の気持ちを伝えられて満足…!と喜ぶ方や、気になっていたことを聞けたと満足するユーザーが多く見られました。

最後に田中さん・今野さんも交えて記念写真をパシャリ📸

みなさんいい笑顔!

貴重な機会に大満足!

参加してくださったユーザーの皆様には後日、読書会のアンケートにご回答いただきました。田中さんや今野さんとの会話や、『読みたいことを、書けばいい。』を読んだ参加者同士の対話で得た気づきなど、充実した時間になったようです。

皆さん多くの気づきを得ていて、中にはこのような気づきがあった人も。

「ライターのお仕事をされている方のお話は、本の内容とリンクしていたり、読み手のことを考えて書くということや愛を持って書くなど、奥が深いということが新たな学びとなりました。」

一次資料にあたる重要性は大きな気づきでした。二次資料が溢れている中で、一次資料が持つ価値がどれほど大きいか再認識することができました。」

また、田中さんや今野さんの生の声を聞けたり、直接対話という貴重な機会を得て、こんな感想もありました。

「オンラインならではということを非常に感じました。対面であればお会いできなかったり、簡単に質問もできなかったと思います。画面越しですが、ご一緒させていただき楽しく、より親近感がわきました。」

お二人に直接質問できたのが、自分にとってすごく貴重な経験でした!質問するとき、かなり緊張して正直少ししどろもどろになってしまったのですが、とても気さくにお話してくださり、お人柄も素晴らしいなと思いました。お二人への質問でいただいた回答をもとに、自分が読んで面白いと思える文章を書く!ということを追求していきたいと思います。」

このほか、初参加の方からも「楽しかった!」というお声をいただきました。

初めて参加しましたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。普段の生活では、仕事関係の方とのお付き合いとなりますが、それとは全く違う世界観があることが非常に新鮮でした。

次回の読書会も著者の方をお招きするスペシャル会✨
『バッタを倒しにアフリカへ』を課題本に、著者である前野ウルド浩太郎さんをゲストにお招きしています
次回の開催レポートもお楽しみに!

募集は終了しました


今回の読書会の裏側で、田中泰延さんに「人生を変えた本」も教えていただきました!こちらのインタビュー記事もぜひあわせてご覧ください。


▼オーディオブックを始めたいという方へ
オーディオブックを使うならお得な「聴き放題プラン」がおすすめ。
今なら初回14日間無料でお試しできます。

▼オーディオブックについてもっと知りたい方へ


いいなと思ったら応援しよう!