見出し画像

相談するな、意見を言え!

こんにちは、せーとーです。

今日は私のサラリーマン業を通して考えたことについて記事にしてみたいと思います。最近10個歳の離れた後輩に仕事を教える機会が多くなっています。若手といってもピカピカの新入社員ではなく、すでに業務経験が5年以上ある若手なので、仕事の全体の流れは既にわかっているいる状態、なので、一通りの事はそつなくこなすことができるステージにあるというように想像してください。

彼がお客様に発信しているメールを見たときにある違和感を感じました。メール文面の最後に「今後の対応について相談をさせてください」としてメールを締めくくっていました。私はこの部分にとても強い違和感を持ち、彼と話をすることになります。

さて、皆さんはこのことについてどう考えられますか?一緒に考えてみていただけるとうれしいです。(前提条件足りないかもしれませんが)
今回のノートは、歳の離れた後輩に業務を教える先輩社員、一通りの仕事を覚えて独り立ちしたなと実感している若手社員の方、まだ会社に入社したばかりで、右も左もわからないけれども、ビジネスマンのマインドを少しでもわかりたいと言う方にとって、少しでも有益な記事になればうれしいです。一生懸命書きますので、最後まで読んでいってください。

お客様に相談する、ということの違和感。

後輩が、メールの結びに「相談させてください」という言葉を持ってくることに対して私が強い違和感を持った理由について説明させてください。

私はメールの最初と最後に結論、自分のメッセージを伝えることにしています。ということは、後輩のメールのメッセージは「相談させてください」ということになります。

お客様は社内の人間ではなく、価値を提供することで、お金を頂戴する立場にいる方です。そのような立場の方に対して、自分の意見を言わずに、自分のポジションを取らずに、フラットに相談させてくださいというお願いをするという事は、まずお客様のご意見をお聞かせ下さいっているようなものです。

これは価値を提供する必要がある者にとって、非常に危険な行為だと思っています。その理由について説明します。

考える、意見をすることの価値。

有名な話で、皆さんもどこかで聞いたことがあるかと思いますが、人間が意思決定をする、判断をする回数は、1日のうちに上限があると言われています。あのスティーブ・ジョブズがいつも同じ服を着ていたのは、判断をする回数を減らすため、だと言われています。つまり、判断をする、意思決定をするという事そのものに価値があると私は考えます。自分が判断し、意見を伝えることが、お客様への価値提供になります。

この意見なしに、フラットな状態で、お客様に対し相談をさせてくださいと言うメッセージを送る事は、お客様に対し、「まず、あなたの意見を考え、私に提示してください」と伝えているように思います。このような人に対しお客様は価値を感じ、今後も継続的な取引を行ってくれるでしょうか?私はそう思えません。

自分のポジションを取らないことのリスク、取ることのリスク。

一方で、自分のポジションを取ることが怖い、意見を言うことが怖いと考える人がいます。それは何故でしょうか?私が思うに、彼らは自分の意見やポジションが結果的に間違っていたらどうしよう、もしくはお客様の意見と違ったらどうしようと考えて、それをリスクだと思って、身動きが取れなくなっているのではないでしょうか。

これに関して私は断言できます。

「決してそんな事はありませんので、安心して自分の意見をまず相手に伝えて下さい」

あなたの意見を伝えることで、お客様も初めて自分の意見、お客様の意見を考えることができます。そしてそのうえで、お客様と相談をすれば良いのです。その相談の先にお客様と一緒に導いた結論が、最初に自分の考えた意見と違ったものでも全く恥ずかしがる事はありません。まずは自分の意見を考え伝えることから、相談は始まります。

まとめ

今日は私がサラリーマン業を通して考えたことをまとめてみました。「相談させてください」という言葉は非常に便利です。波風を立てず、メールを締めくくることが出来るように錯覚します。

しかし自分の意見を言わずに「相談させてください」でしにくくってしまうと、お客様に提供できる価値がなくなってしまいます。自分の意見を持って発信するところから相談を始めるようにしましょう。私自身への自戒も込めて皆様の参考に少しでもなったら幸いです。今日もありがとうございました。

この記事が参加している募集

朝のルーティーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?