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たかが腰紐、されど腰紐 その3 どんな結び方をしていますか?たった5秒で綺麗に結ぶ方法

皆さん、こんばんは
今日も腰紐についてお話したいと思います。

紐はとりあえず結んでおいたらいい、という誤解

着付けに全く慣れていない頃、腰紐に限らずヒモ全般はとりあえず結んでおけばいいかなーという意識でした

しかし、先生たちの結び方を拝見していると、
どうやら、魔法のように、素早く、綺麗に、結んでいらっしゃっていました。

かつ、自分の結び方を振り返ってみるといくつか問題点がありました。

結び方に関する問題点3つ



その問題点とは、次の通りです


結び目がゆるすぎて、動いていると裾が落ちてくる

*逆にきつく結びすぎて後からお腹が圧迫され、苦しくなる

*結び目が大きくなり、おはしょりの上からも、ぽこっと膨れたように見えて、見栄えが悪くなる

では、それらの問題点が起きてしまう原因は何かを考えてみます

原因一つ目 手で紐をもつ位置

手で紐を持つ時の位置が体から離れてしまっていること。
または、紐を持つ位置をぎゅっと体に近づけ過ぎてしまっていること。

紐を持つ手が体から離れてしまっていると結び目が体より遠い位置でできることになり
したがって、結んだ後に体にフィットしておらず、緩んでしまいます。

逆に近づけ過ぎてもお腹が苦しくなる原因になります

ここで大切なのは自分にとってのベストな位置を一度結ぶ前に決めておくということです

結び目を作る前段階、つまり紐と紐を重ねた段階だけの時に
圧迫しすぎず、かつ緩すぎもしないというベストポイントを定めておきましょう。
(これは後からまた詳しく内容にしたいと思いますが
腰紐を結んだ状態で、背中側には指一本も入らないようなキツめの状態であり、しかし、おへそ側は緩やかにフィットさせている状態が理想なのではないかと思っております)

必ず紐を結ぶときは、まず一度きゅっと腰にフィットさせ、紐をもつ手を体に近い位置に持ってきておく必要があります。

原因二つ目 手で抑える位置

ついつい意識しないと紐を持つ指は結び目から離れ、別の場所を押さえてしまっていることが多々あります。

しかし
どうしても結び目の交点を押さえておかないと、必ずひもにゆるみが生じ、後からしっかり締められないという原因になります。

結び目の交わるところを、必ず結びながら指1本でもいいので、しっかり押さえておく必要があることを意識しておきましょう。


原因三つ目 結び方の種類

いろいろな結び方がありますが、例えば蝶々結びだと結び目がどうしてもかさばってしまって、おはしょりの下でも膨らみが目立ちます。


腰紐では、方結び、という結び方がベストではないかなと思っております。


この方結びという結び方も色々指の使い方があるとは思うのですが

可能ならば、今まで述べてきた原因一つ目二つ目を意識しつつ、

素早く数秒で結んでしまうことが綺麗な着付けの1歩になるかなと思います。

どうしてもゆっくり結んでいると、それだけ紐が緩んでくるリスクがあるからです。

私の方結びのやり方

それでは、写真を使って私の方結びのやり方をご紹介します。

まず左側の紐を上にして一回むすびます。
この時、必ず結び目を指1本でもいいので押さえておくようにしてください

次に右手の親指と人差し指でL字を作り、

右側の紐を2本の指に引っ掛けるようにしてください

次に
逆側に垂れている左側の紐をわっかにして
その輪の分の部分をL字の指に持たせるようにしてください

輪っかにしてひっかけた部分を
L字にしていた親指人差し指でつまみ、右側に引いてください

最後に右側を引く時は
左手は逆方向の紐を添えるように持つだけで
決して力を加えたりはしないように気を付けてください

以上で、たった5秒で出来る方、結びのやり方になります


写真で見るとプロセスがたくさんあるように見えますが慣れてしまえば意識せずとも数秒でできると思います

是非、トライしてみてくださいね

それでは、今日はここまでにします
読んでくださってありがとうございます
それでは、また明日

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