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サイバーテロ 漂流少女

ITの専門家と女子高生を主人公にインターネット上でのセキュリティをかみ砕いてその危険性を語る物語


インターネット上でのセキュリティを元にしたお話。

実際にあるネットサービスや実際に起こった事件の例も使い、セキュリティについて詳しくない人でもわかりやすいように工夫されており読みやすかったように思う。(目立つ事柄については巻末にまとめて説明されている。)

お話の内容自体はミスディレクション。

前半中盤の盛り上がりに対して、終盤に少し物足りなさを感じた。この部分は著者がアナザーストーリーとして公開しているということなのでそこで補完されているのだと思う。(自分は未読)

本著は2012年に刊行されたものだが、2019年に読んだ当時でもこの小説の内容のようなことは十分現実でも起こり得そうなことだったので(私自身あまり詳しくないので何とも言えないけど)、あのとき「自分でパソコンを打つということはありません」とか言っていた某サイバー担当大臣や、7payの担当の人とかはこれを軽くでも読んで自分の考えの甘さを再認識したらいいんじゃないでしょうか。



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