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チェイス

未解決事件を再追及する

第一章は27年前におこった少女連続誘拐暴行事件の犯人が実は冤罪なのではないかという話。キーワードは冤罪、DNA鑑定、そして警察、隠蔽。

冤罪を受けた山崎登(平田満)が冤罪が立証されて釈放されたあとの会見のシーンは恐怖を感じてとても印象に残った。27年ものあいだ冤罪を訴えても聞き入れてもらえず、警察からの暴力、そして自身のあきらめから、感情を失ってしまったかのようなつくり笑い。

第二章は放火事件、少年失踪事件ともに容疑者として裁判にかけられながも黙秘を貫いて無罪を勝ち取った女性をおいつつ、その女性の周りで起こった事件を追いかける話。キーワードは放火、誘拐、そして催眠術。

このドラマは報道をテーマにしているので、どちらの章の事件も、追跡調査から新事実発覚そして解決、までは描かれるが、その後の話への余韻を残しつつそこまでは語らず終わる。

第二章4話での相沢(本田翼)が飛び降りしようした後の三上(大谷亮平)が駆けつけるシーンはとても感情がこもっているように見えてよかった。とても安心したような、このような危険な状況に巻き込ませてしまった後悔など。自分の過去のことも思い出していたのかもしれない。

本田翼の棒読みセリフはこういう今作の役のようにちゃらけた役であるならばさほど気にならない。



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