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#自己理解プログラム のおかげで変われたこと

こんにちは!
今日も自己理解プログラムでの体験についてです!

去る6月26日に、私は最終コーチングを経て修了証書をいただきました。
ここまでに得た「気づき」や「学び」で特に大きかったものは既に個別の記事にしているので、今回はプログラム全体を通じて私に起こった変化のことを書こうと思います。


はじめに

受講開始前に私は、現在の仕事でどこか満たされない感覚があり、嫌いではないけど本当にやりたいこととは明らかに違うような気がしていました。
しかしながら何が理由か、どうなっていれば満足かが分からず、それらについて考えるうちに年単位の時間が過ぎていました。

早い話が自己理解プログラムを申し込んだ目的はそこに決着をつけることでした。八木さんの動画を観ていて説得力があると感じ、このメソッドなら自分のやりたいことを見つけられると思って申し込みました

達成したこと

プログラム内のワークを進めていくうちに私は

  1. ストレングスファインダーの診断結果からこれまで当たり前すぎて自分の個性と認識しなかった強みを知ったり、

  2. 他の受講者の方との交流から自分の短所の補い方を見出したり、

  3. 古本屋でたまたま見つけた本から自らの欲していた生き方を思い出したり

していきました(詳細はリンク先の個別記事に書いてあります)。

そうして自分の「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」が次々と判明していきまして、狙い通り
 ☑ 今の仕事のどこが好きで何が不満か
 ☑ 職を選び直すとしたら何を軸にしたいか
を知ることができました。

これらについて担当コーチの方や他の受講生さんに具体的に話すと
 「言葉に説得力がある」
 「軸が定まっている」
 「しっかり自己理解できている」
などと仰っていただけました!(イェイ✌️)

客観的にもそのように見えるほどまでになったのは、ここまでワークを進めて自己理解を深められたおかげでした。

最も大きな変化

しかしながら、今回お話ししたいのはそのことではありません
自己理解プログラム全体を通して最も大きな変化は

「人々に価値のあるモノ・情報を与えたいと自然に思うようになった」

というものでした。これについて今回は詳しく書きます。

受講期間に入る前に私は「自分の仕事を選び直すための軸を知りたい・教えて欲しい」と思っていました。要は八木仁平さんの考案した自己理解メソッドの知見に触れて自らの欲する答えを得たかったのです。

これはオンイベ(Zoomを利用して他の受講生たちと交流するオンラインイベント)に参加し始めた頃も変わらず、主催するコーチや他の受講生の話から有用な情報を得たいと思っていました。

ところが上に書いた3つの気づきを得た頃から私は「自分が得た知見を他の人に広めたい・与えたい」と思うようになりました。その時点ではまだ元々知りたかったことへの答えが出てなかったはずですが、ワークを進めていけばいずれ分かることだと確信していました。

そのおかげで特にオンイベでは、相手の方のお話を聞き、

 「こういう形であなたの強みは発揮されているように見受けられる」
 「この上位資質の組み合わせならきっとこういうことができる」
 「その成功体験を抽象化して言い換えるとこうなる」

といった話に注力するようになりました。すると意外にも

「その着眼点はなかったが言われてみればそんな気がする」
「今まで気づかなかったがその通りのことをした体験がある」
「まさにそれが私のしたかったことだ!」

などの感想を言っていただけました。イェイ✌️(2回目)

どうやら私は具体的な事例を抽象化・パターン化して言い換えること(俗に言う「言語化」)が上手くできるらしく、それを自分のワークを進めるためだけでなく他の方の自己理解にも役立てられたようでした。

いずれ詳しく書くかもしれませんが、10代の頃から私は様々な形で自分の考えたことや言いたいことを文章にする訓練をしてきました。文章を書くこと自体が今でもかなり好きです。

他の方の過去のエピソードや将来のプランを別の言葉に言い換えることは楽しいと感じますし、それによって肯定的・好意的な感想を言ってもらえるとはこちらも嬉しくなります。

その実感を得てからは今後も自分の持つ知見を他の人に届けていきたいと思うようになりました。3月下旬の受講開始から修了証授与までを見渡して、これが最も意義深い変化だったかもしれません。

いわゆる「ギバー」と「テイカー」

これはいわゆるGiverとTakerの関係に準えられます。

Giver(ギバー)とTaker(テイカー)とは主に人間関係の中で、
 ・自分から価値のあるものを与える側の者か、
 ・それを要求して受け取り続ける者か
を区別する捉え方ですね。前者がギバー、後者がテイカーと呼ばれます。

私も元々ギバーの精神を持っていたわけではありません。以前とあるところで受けた診断では、
「強欲に欲しがりはしないが謙虚に見せかけて肝心なところをいつも他人に任せて利益を得ようとする種類のテイカー」
だと言われました。これは実際否めませんでした

そして自己理解プログラムを始めてしばらくしてからも私は自分の欲しい答えを他の誰かから得ようとしたので、どちらかと言えばテイカー寄りの姿勢でいたはずです。

ところが先述の3つの気づきを得てから私は、
「これだけ価値のあることを教えてもらって自分自身はもう満たされたから、これからは私が誰かにヒントを与える者でありたい」
とひとりでに思うようになりました。

これは生まれてからこれまでに抱いた中で最も強力なギバーの精神でした。これが原動力となり、自分のワークが終わって修了書を授与されてからも受講期間の終わりまでオンイベに出続けるようにしました。

一般にギバーとテイカーの対比を持ち出すとき、大抵は提唱者であるアダム・グラント氏の著作などを引いて
「長い目で見ると周りから信頼を得て大きな成功を収めるのはギバー」
という趣旨の話をするように思います。

そこから少々無理をして、言わば作為的にギバーになろうとする人も中にはいるかもしれません。

私はそうでなく自発的に自分の得意な形で人に貢献したい、価値を届けたいと思うようになりました。そこから半月ほど経った頃にふと
「あれ?これって前に聞いた”ギバー”っぽいマインドだな」
と気づきました。

ギブしていれば見返りがあるとか、自分のやりたいことで成功するとか、そのような期待はしていません。ただ「私が他の人にヒントを与える者でありたい」と思っています。
その思いを原動力として最近ではSNSやオンイベといった交流の場、さらには職場においても本人の代わりに具体を抽象に言い換えたり、自分の思う相手の良さを言葉にして伝えたりしています。

自分の思い

さらにこれらはアドバイスのつもりで言ったことではありません。

特に相手にとって不要なアドバイスとは、つまるところ「あなたはこのように考えるべきだ」という意味のことを言って自分の考えへの同意を相手に求めることを意味します。
これは一見相手に知見を与えているように見えて、実のところ「誰それを自分の考えに従わせた」という実績を作って影響力を得る行為にすらなり得ます。それならば体裁上はギバーでも実態はテイカーだと言うべきでしょう。

私がしたのはそうではなく、

あなたがどう思うかは分からないが私はこう思った。

という具合に所感を伝えることでした。

より端的には、「あなたのこういうところが好きだ」ということを遠回しに伝えたとも言えるでしょう。
私は自己理解プログラムを通じて、いつの間にか相手のいいところ・魅力的なところを見つけて好きになれる人になっていたようでした。

アドバイスすることで影響力を得たりギブすることで見返りを得たりしなくても私は既に満たされたと感じます。満たされたというのは、自分の価値観に合ったことをある程度まで実現した状態です。
この状態は私の場合、自己理解プログラムの中で価値観ピラミッドを作ったところで「己は"自立"してから"躍動"したいのだ」と理解し、それができたという実感を得たことで実現しました。

これをなくして「ギバー」のマインドを持つことはなかったはずです。

一般的に「自分の価値観に合ったこと」を実現する方法(ないし条件)は、人それぞれで異なるでしょう。それを見つけるところに自己理解の真髄があるようにも思います。

感謝していること

私が「誰かにヒントを与える者でありたい」と思うようになったのは、先に挙げた個別の記事にある3つの気づきを得てからです。
つまり、どうすれば己を満足させられるかが分かった上に長年の悩みの元であった短所をカバーする術を見出した後のことでした。特に後者の体験は自己理解プログラムの中でのターニングポイントだったと思っています。

そのきっかけは、本編のワークではなく受講生同士の交流の場である「オンラインイベント」での対話でした。

自己理解を深める途中でまだギバーのマインドの乏しかった私と深い話をしてくださった方、その後私の考えなどに興味を持って質問してくださった方々、そしてオンラインイベントの場を設けてくださったコーチの方に私は心から感謝をしています。

ワークだけでも初めに求めていた答えは見つけられたでしょう。
しかしそこから人に貢献したいとの思いを抱いたり、得意な貢献の形を見出したりするには至らなかったはずです。これだけ意義深い体験ができるとは予想もしませんでした。

そしてこの記事を公開してまもなく私は最後となるオンイベに参加し、受講期間を終えることになります。改めてこれまで交流した皆さん、担当してくださったコーチ、大変お世話になりました。ありがとうございました!


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