結局、Salesforce 構築パートナーに何を発注すればいいのか?

これまで、納品成果物について・プロジェクトの進め方について記事を書いてきましたが、今回はSalesforce 導入前にどんな準備をして、どのように発注すればいいのか?というプロジェクト開始前の注意点について書いていきます。

構築パートナーに依頼する内容

構築パートナーに依頼する場合の理想形は、「基本的な設定は構築パートナーに依頼し、細かい設定は自社で対応する」です。

Salesforce の構築は基本的に請負契約となるため、事前に構築内容を見積り、それ以上の要望が出たら追加費用という形になります。
しかし、得てしてSalesforce 構築は後から追加要望がどんどん出てくるものです。
そうなるとまだ何も稼働していないのに、費用だけがどんどん嵩むことになります。
そんな状況を避けるために、基本的な設定をしてもらった後は自社で担当者を立て、設定を進めるのが理想的でしょう。

初期構築で、構築パートナーに依頼する内容は以下3点です。

  • 業務に合わせたオブジェクト設計や自動化内容の構想

  • 基本的な初期構築

  • AppExchange などの外部ツールの設定

1.業務に合わせたオブジェクト設計や自動化内容の構想

初めてSalesforce を導入する立場にとって、Salesforce は未知です。そのためどういう構成で、どのような設定をすれば業務がより効率化されるのかはなかなか検討がつきません。
そのため、Salesforce として最適なオブジェクト構成や自動化設定を構築パートナー側で設計してもらい、その内容を基に議論を進めるのがよいでしょう。

2.基本的な初期構築

おおまかな構想ができたら、次は実際にSalesforce の設定をします。
ただしこの初期設定はかなりの労力が必要であり、細かい作業も多いです。
そのため、この作業は構築パートナーに実施してもらいましょう。

3.AppExchange などの外部ツールの設定

Salesforce を使い始めると帳票システムやMAツールなどを接続することがあるでしょう。その際のつなぎ込みの設定は面倒な手順も多いため、依頼してしまうのが得策でしょう。
ただし、ここまでの過程で自社の担当者が立てられ、Salesforce の習熟度が上がってきているようでしたら、依頼せずともよいかもしれません。

まとめ

今回はSalesforce 構築の発注内容の理想形(構築パートナーへの依頼内容)について記事にしました。
次回は、本記事で書いた「細かい設定は自社で対応する」について構築期間中に何をするべきかについて記載します。


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