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母親の骨折で思ったこと

今年で74歳の母親が、友人宅で転倒して利き手を骨折したと、大分経ってから父親から聞きました。
ギブスする程度で、ギブスが外れてからも生活の制限はなく、母親は十分動かしてリハビリするように言われたと苦笑いしていました。

ただ、ギブス生活の間、家事は父親がすることに。
家の修繕など器用にこなす父ですが、炊事はからっきしダメ。
僕が帰省して炊事したりしたのですが、父は「怒られながら料理してるから嫌になる」「帰ってきてくれて助かる」と。

一切の家事を任せていた父。それこそ、ハンコの場所も分からない程。
一昔前と今では、生活様式も全く変わってしまったなぁと思います。
今では、イクメン(この言葉は苦手。育児は両親でするものなので、父が多少の育児に参加したことを称賛するような風潮は反対)とかの言葉があるように、家庭生活は家族で協力するようになってきていると思います。

帰省しているときに、父親が子どもだった60年〜70年前は専業農家だったこと、祖父が「これから農家では生計をたてられないので、土地を寄付して働きに出る」と決めたことなど、いろいろ聞きました。
父親は「寄付しても感謝状すらない。良いことなかった」などと言っていますが、祖父は個人の利益を考えるより、人の役に立つように、利他的になるように考えたのかもしれません。

これからも、家族の形や生活の仕方などは変化し続けるでしょうけど、自分のことだけでなく、せめて家庭が円満になるように、家族が楽しく過ごせるように配慮していきます。


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