開業届を出し、フリーランスになりました
今月あたまに、リクルートを退職し、東京・富山の二拠点生活をはじめますと宣言したところ、「え、転職するの?」「それともニート?」といろいろな反響がありました。中でも一番多かったのが「起業するの?」という声。(そう言った覚えはなかったのに、高校時代の友人から”起業がんばってね!”という手紙までもらってしまった・・・なんか申し訳ない。笑)
そんな高校時代の友人の期待を裏切って(?)私はフリーランスになることにしました。でも別に、フリーランスになりたかった訳でも、なって食べていける自信があったわけでもない。
なので今回は、
【1】 なぜフリーランスになることを決めたのか(自分の想い)
【2】 フリーランスになる最初の一歩(具体的な手続き)
について書きます。「起業すると思ってたよ!」という方は【1】を、「今後フリーランスになるのもありだな」という方は【2】を読んでください。
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【1】 なぜフリーランスになることを決めたのか(自分の想い)
冒頭に書いた通り、もともと「起業したい」「フリーランスになりたい」と明確に思っていたわけではありませんでした。ただ、社会人になる前から、「会社に頼らず自分の名前で生きていけるようになりたい」という想いだけは強く持っていました。
前職に在籍しているときも、心の底にずっとあったのは、“今私がこの仕事をできているのは、自分の実力ではなく、会社の看板と仕組みのおかげだ”という焦り。今会社をクビになったら、私には何が残るんだろう。そんなことばかり考えていました。
とはいえ起業するほどの気概もないし、フリーランスになると面倒な手続きが多くて大変そう。できればどちらも避けたい・・と思っていた私がフリーランスを選ぶことにしたのは、大事な人との時間を優先できるよう、描いている暮らしをカタチにするためでした。実際の気持ちの変化はこんな感じ。
なので、フリーランスになりたくてなったというよりは、自分の中での優先順位・バランスを考えた結果、選ばざるを得なかったというのが実情でした。
【2】 フリーランスになる最初の一歩(具体的な手続き)
ここからは、会社員→フリーランスになるための具体的な手続きについて。会社員時代は、税金まわりの対応をすべて会社がやってくれていましたが、これからはそうは行きません。各種税金や保険料を自分で手続きして支払っていくことになります。
その最初のステップが、税務署への「開業届」「青色(白色)申告承認申請書」の提出です。
開業届は、「私はこれからフリーランスとしてこんな仕事をしていきます!」と宣言するためのもの。「青色(白色)申告承認申請書」は、確定申告をするためのものなのですが、これが青色なのか白色なのかで控除できる額が違ってきます。ざっくり言うと、青色のほうが税金がかる対象が少なくなってお得!なので、開業届+青色申告のケースが多いようです。
作成すべきものはなんとなくわかった、けどどう書いたらいいかわからない。困った私が今回利用したのは、開業freeeです。
用意されている質問(ex. 仕事内容は?仕事をする場所は?想定収入は?)に答えていくだけで、書類に必要事項を入力してくれる優れもの。あとは作成された用紙を印刷して、税務署へ提出すれば手続き完了です!
(開業かぁ…と思って若干緊張しながら税務署に向かいましたが、手続き自体はめちゃくちゃあっさり終わりました。)
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これでひとまずフリーランスとしての最初の申告は完了です。ちなみに、こういった手続きを進める上で、この本がとても参考になりました。
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』
自分で調べるよりも、これを一冊読むほうが理解が早く、かつポイントを押さえられるので、フリーランスになる方はお手に取ってみてください!