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名作ラジオCM_148

■日本通運 / 日本通運
モナリザを運んだ手

女:彼の手は、決して大きな音をたてない。

M:BG〜

女:長い指、短い爪、そしてお医者さんのように清潔な手
彼は、その手でモナリザに触れる。
日通という会社で、美術品を運ぶのが彼の仕事だ。
指輪や時計をはずし、何度も何度も手を洗う。
髪の毛をかきあがるクセもなく、人間の髪は意外と汚れているのだと言う。
だから、彼が初めて私の髪に触れたとき
私は、うれしくて思わず泣いてしまった
モナリザを運ぶその手だから、結婚しても指輪はしなくていいわ

N:日本一美しい手で、大切なものを運んでいます。日本通運

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1989年 ACC年鑑 優秀賞

「手」にフォーカスを当てて、大切なものを運ぶということを訴求しているだけでなく、「美しい」ここでは「清潔」である美しさを描いてるんですね。

発想の飛ばし方が嫉妬です。



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