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コロナ禍でスタートアップが取るべき正義の形

M&Aクラウドの及川です。M&A、資本提携のマッチングプラットフォームを運営しています。本日、「コロナ影響下でも検討可能な企業を見える化」するリリースを出しました。
新型コロナウイルス影響下でも積極的に買収・出資を検討している企業様を大特集

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独り占めせず、なぜ見える化することにしたのか?

コロナによって、売却・資金調達をしている企業が急増していく中で「本当に買える・出資できる会社とマッチングできない」のは、非常に良くないよね。そしてそれを独り占めするのはミッションから外れるというところで意思決定しました。
たしかに、既存のM&A仲介会社であればストロングバイヤーは重要な資産なので開示するなんて馬鹿げているというところです。

しかし、弊社はプラットフォーマーであり、テクノロジーの力でM&Aに流通革命をというミッションを掲げている集団です。コードがオープンになったようにM&Aをもっとオープンにしていきたいと考えているからです。

安倍総理の緊急事態宣言が出てから速攻で対応してくれたM&Aクラウドのみんな、アンケートに協力いただいた買収担当者様ありがとうございます。

コロナに対するいろんな正義

コロナで世界は大混乱ですが、twitterの創業者のジャック・ドーシーが1000億寄付したり、色んなスタートアップがコロナを受けて無料プラン出したり、VCのANRIがオンライン完結で投資すること発表するなど動きがありました。FiNC創業者の溝口さんも医療従事者にマスクを届けるプロジェクトをされたりしています。僕自身もM&Aクラウドとして社会に対し、何か出来ないことはないか?と考えていました。

M&Aクラウドは、時代が求める課題を解決する、歴史に名を残す企業にするぞという想いで創業した会社です。この状況に指を咥えていて良いのかと。学生の頃、僕がマクロパスを創業した時は、3.11に対し何もできなかった無力感がありました。

今のM&A環境は
・対面の禁止でディールストップ
・インバウンド、飲食、赤字掘るスタートアップなどが資金繰りの悪化
・買い手企業側でも、今は買えないという会社も出てきてしまっています。

一方、従来のM&A仲介では対面を前提とし、オーナーのところに足繁く通わないといけませんでした。しかし、今までのやり方ではM&Aをしたくてもできない企業を救うことはできません。今こそ、テクノロジーを中心としたM&Aのあり方を再定義するタイミングだと思います。

スタートアップが対峙する社会価値vs経済価値

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僕は学生起業した頃、学生団体や社会起業家とかにスポットライトが当たっていて僕の友人もその分野の人たちが多かったです。
その時から、起業家のタイプには色んなタイプがあるんだなーみたいなことで上記を考えていたんですね。社会価値に寄るのが社会起業家で、商売に寄るのが起業家です。社会インパクトを与える交差するところが一番カッコいいし、大きくなるはずだなと。

外部から資金を預かるスタートアップは、この社会価値と経済価値の交わるところを常にやるべきと思うんです。戦略的社会貢献こそ、長期的に企業価値を最大にする行為だと考えています。※M&Aクラウドには企業価値最大主義という経営哲学があります。
もちろん、無償提供することがエコノミスを成立させる勝算があるなら良いと思うのですが、僕はスタートアップとして自社の経営もコロナ禍でハードモードになる可能性もあったので今回の施策を実行しました。無償提供しているベンチャーを否定したい訳ではなく、色んな正義があっていいと思っています。起業はある種のスタイルウォーズであると思っています。

今ピンチの経営者へ、知ってほしいスキーム

ダウンラウンドの資金調達や、トラクションがあったのにキャッシュショート間近でもアップサイドを維持しつつ生き残る道はあります。過去の具体的な事例を弊社では保有しています。創業者のシェアを減らしてもストックオプションでリターンを得ることもできますし、グループ入り後、MBOしてIPOを目指す。グループ会社としてIPOを目指すという方法もあります。

M&Aクラウドは、スタートアップの資金調達・M&Aを多く支援しておりますので、気軽にご相談ください。ご連絡・会員登録お待ちしております。M&Aクラウドのメンバーにつながっている人はFacebook等で連絡ください。僕もメッセージグループに加わります。
こういう情報を調べて欲しい。こういうコンテンツを見える化してほしいという意見があればtwitterでDMなどください。共にコロナに負けず生き残リましょう。及川厚博@M&Aクラウド

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