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舞台に立ち続ける

note創作大賞に応募した。言葉が好きで、文章が好きで、自分が形にした好きを誰かに認めて欲しくなった。

羞恥心の塊として今も生きているが、若い頃と比べると幾分薄らいできたのだろうか。それとも人様の前に出せる程度には技量が上がってきたからなのか。それとも人前に出ることでしか磨かれないことがあると体感したからなのか。

理由はいくらでも考えられるが、自分の中で一歩踏み出す勇気が湧いた、その事実がとても嬉しかった。

ここ数日、中間発表が出てないか毎日のように確認していた。最終選ばれるのは運、でもふるい落としの中間は実力。今の自分の実力を確認したかった。誰かに認めて欲しかった。

その一方、こんなに気にしている時は逆に通過しないかもしれないと薄々感づいていた。

結果は落選。

正直、肩を落とした。かなり細かいところまで推敲したり、時系列を確認したりと今までの10倍は時間と労力を費やした、そのコストに見合うリターンが欲しかった。

だが冷静に考えるとやはり文章が過剰だったし、その過剰さも中途半端で、突き抜けたものではなかった。

それでも選ばれる舞台に「自ら」立つという行為はとても大切。自分が変わるきっかけや気付きを得ることが出来るから。

Never too late.

遅すぎるということは無い。これからも人の視線に晒され、批評を浴びる場所に立ち続けていく。

実は既に次の新たな挑戦に踏み出そうとしている。失望よりも、来る未来に胸を高鳴らせている。

過ぎ去った事実は変えられないが、まだ訪れていない未来は自分の手で変えられる。

書くことで自分を奮い立たせている。それは昔から変わらない。

「過去と現在を紡ぐこの文章は

    未来の僕への手紙だ」

昔、書いた言葉を思い出した。昔の自分はいいことを言ってるな。昔の自分に負けていられない。

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