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昆虫標本が作りたい!って人に向けて②

どうも、すずみかです。
今日は「昆虫標本が作りたい!って人に向けて②です」
今日はついに針を刺します!
本格的な標本作りを楽しみましょう!

重要

今回はカブトムシを使って標本を作ります。
この方法で標本にできないものもいますので、蝶、トンボはそれぞれ別の記事で紹介します。小さい昆虫についてはおまけで解説しています
また、翅を開いた標本とは作り方が異なってくるので注意してください

手順① 蒸気で蒸すかお湯につける

この手順を踏むことで、体に付いているダニを取ったり、殺菌したり、やわらかくすることができます。
できればやっておいた方が良い手順です。

手順② 昆虫針を刺す


右の翅上あたりに針を刺す
横から見てみよう

こんな風に、右の翅あたりから針を貫通させて土台に差し込みます。
少し力のいる作業なので、自信がない方はピンセットでハンマーみたいにやってもいいです

③ ピンセットで形を整えながら土台に固定する

形を整えるとありますが、整え方に指定はありません。好きなように整えてあげてください。
どういう風に整えればいいかわからない!って人は昆虫図鑑なんかを参考にしてみるといいですよ


前脚を固定
固定終了
横から見てみよう


④ 乾燥させる

2週間ほど放置して乾燥させましょう
乾燥したら昆虫に直接刺した針以外の針を全て抜き、昆虫を土台から外して(針ごと)標本を保存する入れ物に入れて完成です

これで昆虫標本が完成です!お疲れ様でした!
死んでしまっても可愛がってあげてください!

手順① お湯や蒸気でふやかす

大きいのと同じですが、温度を低くしておかないと標本が破損してしまう可能性があるので注意しましょう。50度くらいが適正です。

手順② 本体に針を刺さずに足だけを針で固定して足の形を整える


こんな感じ

こんな風に、本体には刺さずに周りを針で刺します

③ 乾燥させる

こんな虫たちはとても小さいので乾燥も早いです。1週間もあればパリパリになります

④ 標本を保存する箱にしまう

こんな小さな昆虫はしまうのに少し特殊な手順を使うのでご紹介
まずは、適当な厚紙を用意します。
そしたら、小さく切り出すのですが、切り出し方が2種類あるのでそれぞれご紹介

①保存重視タイプ

まずは、厚紙を昆虫が入り切る分+昆虫針が刺せるくらいのサイズにきりだします
そうしたら、その上にボンドを塗り、昆虫を貼り付けます
その後、ボンドが乾燥したら紙に針を刺して箱にしまいます。

② 見やすさ重視タイプ

①と同じように長方形に切り取った後、先の方をハサミで三角形に整えてあげます
そうしたら、先端にボンドを塗り、昆虫が右側に来るように、かつ昆虫に対して90度程度になるように貼り付けます
その後m同じように標本箱にしまってしまえば完成です




右が①、左が②

そんな感じで、小さい昆虫を標本にできます。

おまけのおまけ ラベルについて

昆虫標本になければいけないもの、それがラベルです。
ラベルがない標本はただの綺麗な死体。
なのでラベルの付け方を紹介します。

書き方は簡単。いつ、どこで獲ったか、また、誰が獲ったかも書けるとベストです
まあ、大雑把なので気になる方はググるなりなんなりしてあげてください。

これで、おまけも終わりにします

最後まで見ていただき、本当にありがとうございました!
これからも頑張っていくかもしれないので応援よろしくお願い
2024年7月13日 執

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