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ダイエットは猫にみならう。

リバウンドしてしまいました。

わたしは一年前、「人生最後のダイエット」と称してパーソナルジムに通っていたのです。半年間のチャレンジのおかげで、14kgの減量に成功しました。まだ標準体重には到達してなかったのですが、確実に減量できて、本当に嬉しかったのです。友達に褒められたり、新しい服を購入したり。そのたびに、ダイエットにチャレンジして良かった、と心から思いました。

でも一年を経たいま、見事にリバウンドしています。

完全に14kg戻ったわけではありません。けれど10kg近くリバウンドしてしまったから、今は落ち込んでいます。「人生最後のダイエット」だったのに、と悔しく思っています。あのパーソナルジムにかけた出費は、と思うと、涙が出そうです。

このままではいられません。

だからわたしは、再び、ダイエットにチャレンジすると決めたのです。ただし、以前と同じパーソナルジムはもう利用しません。困難が予想されますが、千里の道も一歩から。コツコツ続けようと考えました。


デブは自分に甘く、我慢できない。


わたしにとって実績のあるダイエット方法は、以下の通りです。

 ・糖質制限
 ・週に二回、一時間の筋トレ

パーソナルジムで実行したダイエット方法が、このふたつだったのです。ですが今回のダイエット方法には採用しないと決めました。

なぜなら、わたしは糖質が好きだからです。

そしてDHCの遺伝子検査にチャレンジしたところ、わたしは脂質の代謝が苦手なタイプだと分かったからです。

だとしたら糖質制限するのではなく、脂質制限したほうが効果は出やすいのではないか。そう考えたから、糖質制限を採用しないと決めました。ただし白米ではなく玄米を食べると決めて、毎食の食事を、味噌汁と玄米とおかず、という定食形式に決めたのです

それから週に二回、筋トレをするという方法も諦めました。

このリバウンドした体でスポーツジムに通うなんて恥ずかしい。それに今までの人生で、スポーツジムに契約しても、ひとりで通うならばいずれ行かなくなると分かっています。だからその代わり、週に一回、10分間のHIITができるパーソナルジムに通うことにしました。優しい女性スタッフさんが褒めて伸ばしてくれるジムです。だから負担なく通えそうと考えて、利用を決めたのです。

そうしていざ、ダイエットに再チャレンジ!

したのですが、結果は思わしくありません。なぜならわたし自身が、食べることが好きな人間だからです。週に一度、パーソナルジムに通った後は、確かに体脂肪が落ちているのに、そのジムから帰宅した翌日からまた、たくさんご飯を食べてます。時にはラーメンもおやつも食べます。友達と一緒だからとは言い訳でしょう。分かっていました。でも変えられませんでした。

痩せるわけ、ないのでした。

あああ、なんて意思の弱いわたし。それでもジムの女性スタッフさんは優しい。「そんな時もありますよ」と慰めてくれます。でも心の中で呆れてない? ついつい食べてしまうわたしを軽蔑してない?? そう考えてしまうほど、とほほな現状でした。

確かにデブは、自分に甘く我慢ができないのです。

猫たちはスリム体型を維持。


ところでわたしは、猫を飼っています。加えて、地域猫活動もしています。

だから普通の人よりはちょっとだけ、猫の生態に詳しいと思います。この子達は本当に、奔放に暮らしています。食べたいときに食べて、寝たいときに寝る。構って欲しいときにやってきて、構ってもらえなければ拗ねる。構ってほしくないときは知らんぷり。空気が読めないわけではないけれど、自分の事情が最優先。

なんて自由な、かわいらしい生き物なのでしょう。

そんな猫たちに、わたしは振り回されています。朝、ごはんをあげようとしたら、まずごはんを食べにこないときがある。心配になったけれど、ごろーんと寝ている様子を見たら安心もします。でもどうして食べにこないのかしら?

そして気づいたのです。猫は食べたい時にしか、食べないと。

具体例をあげましょう。地域猫の場合です。いろいろな事情が重なって、夜遅くにごはんをあげるときがあります。そうしたら翌朝、いつもの早い時間にはごはんを食べにこないのですよ。体調を崩しているのか、と、はじめは心配していましたが、ちょっと遅くなった時間にやってきます。理解できました。前夜に食べたごはんの消化ができてないから、つまりはまだお腹が空いてないから、いつもの時間には、食べにこないのですね。

これは、わたしにも見習うべき点だと感じました。

お腹が空いてないのに、グーッと鳴ってないのに、時間だからという理由で食べていたのです。たとえば夕ごはん。具体的には、14時ごろにおやつを食べたあと、お腹が空いてないのにも関わらず、三食食べることが大切だからという考えの元、しっかりと夕ごはんを食べていました。ええ、ちゃーんと食べられていたんですよね、おそるべきはデブの胃袋です。

猫たちを見習って、まず、こういうところを変えていきました。

お腹が空いたときに食事をする、と変更したのです。いつもの時間になっても、お腹が空いてなかったら、食べない。結果、三食ではなく二食になることもありましたが、無理をしている我慢をしている、という感覚はさほどありませんでした。

続いて、他にも気づいたのです。猫は、寝たいときに寝ている。けれど、動き出すときには軽く体を伸ばしてから、動き始めていると。

要するに、こまめに体を伸ばしているのです。猫たちのこういうところを見ていたら、ストレッチがいいかも、と気づきました。

もともと週一でHIITを実行しているのです。なら、家でそれ以上筋トレを頑張る必要はない。でも習慣になるよう、体を労わるストレッチを身につけてみよう。そう考えたわたしは、朝にベッドから起き上がるとき、パソコン仕事から立ち上がるとき、軽くストレッチをするようにしました。凝り固まった体を伸ばす行為は心地よく、これも無理をしているという感覚はありませんでした。

結果。

9月06日 75.7kg・43.9%
9月13日 74.5kg・40.9%
9月20日 73.5kg・41.4%

わずか二週間で、2.2kgの減量に成功したのです!!

いいえ、この場合は、それ以上に体脂肪の減少に喜ぶべきでしょうか。ちょっと戻ってきましたが、それでも減少しています。繰り返しになりますが、無理をした感覚はありません。我慢した記憶もありません。

それなのに、こんなに減量できた。事実、パーソナルジムの女性スタッフさんから褒められました。嬉しい。褒め言葉が素直に受け止められる。ちゃんと成果を出せた自分が本当に誇らしい。

ちょっと自信がつきました。

ですからこれからも、ダイエットは猫に見習ってみよう、と考えました。挫けそうな気持ちになっても、このくらいならわたしにも実行できます。なにより、推しである猫たちの生活様式を自分の生活に取り入れることは、余計に喜ばしい。

わたしが挑んでいるダイエット方法


ここで改めて、わたしが選んだ、今回のダイエット方法を振り返ってみますと。

・遺伝子分析で、自分の体質を知る。
・食事は玄米食で、定食スタイルに決めた。
・お腹が空いてから(グーッと鳴ってから)食べる。
・週に一回、HIITを行う。
・ストレッチを毎日行う。

となります。

こんな感じで、しばらくダイエットを続けていこうと思っています。
よし、がんばりますよ〜!

だから、ねえ、ひめ。こんなわたしを見守っててくれる?

「気が向いたらニャー」

*ひめとはわたしが飼っている猫の名前です。


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