【検証】大学で炊き出しやってみた!

久しぶりの投稿です^^

先日(と言っても今年2月のこと)立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)で炊き出しの練習会を行いました。

OICに隣接している岩倉公園は、災害が起こったときに一時避難所としての機能を備えている防災公園です。

実際、2018年の大阪北部地震では地域の人や学生がたくさん集まってきました。

そこには「かまどとして使えるベンチ」があって、最初は何それ??という感じだったので使ってみました。調べても分からなかったら使って試してみる、大事ですよね。笑

その時はカレーを作りました。レポはこちら↓

実際にやってみて、
え、備品どこにあるん?
そもそも誰が炊き出しするの?どんなときに?
思ったよりススが多い!

という感想がぶわあああと湧き出てきたので、noteに記録しておきます!

備品はどこ?

まず、備品が足りないかも問題です。備品が足りないってどういうこと?という感じですが、驚いたことに防災倉庫にガスバーナーが用意されていなかったのです。(今はあります!)

薪を使った炊き出しをするためには火が必要ですが、その火を最初につける新聞紙もなくて、びっくりでした。


防火上の事情もあるのかもしれませんが、いざ使うことになった時、「誰もガスバーナー持ってない!」ってなります。
最近は電子タバコの人も多いので、ライターを持ってないですよね。

てっきり防災倉庫には、使う可能性がある全ての物が揃っていると思っていました。これから、定期的に備品の確認が必要です!

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誰が使うのか、何を作るのか

次に、意思決定の話です。

防災倉庫は、専用の鍵を使わないと開けることができません。なので、災害時に誰が防災倉庫を開けるのか?そして一体誰が、かまどベンチを使うのか?と疑問に思いました。もしも学生が自主的に使えるのであれば、誰の許可が必要なのかな?とも思いました。

ちなみに今回は、立命館大学・茨木市役所・保健所・消防署へ届出をして実施しています(これ災害時にもやるのか、、?)。

また、何を作るのかという疑問もあります。誰がその判断をするのでしょうか?特別な食材を使うような料理はできないし、好き嫌いが別れやすい料理も避けるべきです。私はトマトアレルギーなので、もし入ってたら最悪です。

今回は無難にカレーを作りましたが、じゃあ次に実施するときは何を作ろうか?と迷っています。美味しいもの食べたい。

そして災害時にも同じような悩みが出た時、その意思決定は誰がするのか、過去の事例を調べて勉強してみようと思いました。

かまどベンチを使う状況とは?

そもそも、災害によってどれほどの被害を受けたときにかまどベンチを使うのか、考えたことはありますか?

2018年の大阪北部地震は1週間ほど都市ガスが使えない地域や、同年の台風21号で3日間停電していた地域もあります。そのときにかまどベンチを使って炊き出しがされることはありませんでした。

これはかまどベンチに限ったことではなく、「炊き出し」そのものに対する疑問でもあります。どのような災害で、どれほどの規模で被害を受けたかという基準が分からないなーと感じました。

個人的には、もっと気軽に炊き出しができたら嬉しいです。明日食べるものに困っていなくても、災害時に誰かと顔を合わせて食事ができるということは、多くの被災者にとって安心につながります。

炊き出しのハードルを下げていきたいなと思いました!

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スス問題

実際にかまどベンチを使ってみて初めて気になったのが、ススが多すぎるということです。服もめちゃ臭さくなりました。

用意してある薪(ブリケット)はススが発生しにくいタイプのものですが、それでも息苦しいくらい煤が飛びました。


高齢の方や喘息持ちの方などは近づかない方がいいという注意喚起が必要です。

さらに、火を消し終わったらゴミにもなるので、捨てるのが面倒でした。

というよりも、薪を使わないでカセットコンロなどの火を使った方がいいのでは、、、?とも思いました。これから、いろいろな方法を試してメリット・デメリットを学びながら最善を見つけていきたいです。

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ということで、少し気にしてみて

みなさんが住んでいる地域では、どのような防災設備がありますか?

それを実際に使ってみたことはありますか?そもそも、避難訓練に参加したことはありますか?

実は体験してみて初めて気づく「困ったこと」が隠れていたりします。上に書いたこと以外にも、防災倉庫からかまどベンチの距離が遠くて運ぶのが大変だったり、運ぶブロックが重すぎたり、思っていた以上に大変でした。(自称力持ちの筆者でも1コしか運べなかった、、涙)

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これを読んだみなさんも、地域の防災に注目して「困ったこと発見」してみてください。

いざとなったときに必要な物がわかるのではないでしょうか。




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