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【フリーランスの税務調査】困ったケース:売上伝票を書き換えていた

税務調査で稀に見受けられるのが、書き換えです。
領収書の数字を書き換えてしまったり、売上伝票を書き換えてしまうこともあります。

売上金額は細かく調べられる


税務調査では売上金額は細かくチェックされます。
一円単位まで調べられるといっても過言ではありません。

税務調査では、まず最初に売上金額を調査します。
売上金額に問題がなければ次に経費を調べることとなります。

売上金額に間違いがあると、税務調査は長引く可能性が高くなります。

逆に売上金額に間違いがなければ税務調査は比較的早く終わることが多いです。

売上金額が合っているかどうかによって税務調査の展開が変わってきますので非常に重要なのです。

売上除外は問題


売上金額の間違いで多いのは、

・期間のズレ
・意図的な除外

などがあります。

期間のズレはただの間違いなので大きな問題にはなりません。
12月なのか1月なのかの違いだけなので大きな問題にはならないのです。

問題となってしまうのは売上除外です。

売上除外があると重加算税の対象となってしまいます。
絶対にやってはいけないのです。


売上伝票の書き換え


売上除外でよくあるのは、単純に売上金額を少なく書くことです。
本来は1,000万円なのに適当に減らして800万円として書いてしまう。

他には二重帳簿を作っていたり、現金売上を抜いてしまうこともあります。

さらには売上伝票を書き換えていたこともあります。

飲食店など現金売上では伝票を作ることがありますが、その伝票の数字を書き換えてしまうのです。
1,000円を700円にしてしまったりするのです。

このような売上伝票の書き換えは絶対にやってはいけません。

実際に売上伝票の書き換えをしていたケースがありましたが、税務調査によって書き換えが発覚しました。
このときはメニューの金額と伝票の金額が違っていることから発覚。

ホームページの料金は10,000円となっているのに伝票では7,500円となっていたのです。
ホームページはお客様向けでもあるのでそこの料金を変えることはできなかったのです。

売上伝票の書き換えなどをして、売上除外がある場合には間違いなく修正申告書を提出したほうが良いです。

税務署から税務調査の連絡があってからでは大変ですから連絡がないうちに手続きしておいた方がよいでしょう。


もし税務調査でお困りの際はご相談をお受けしておりますのでご連絡ください。


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