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【フリーランスの税務調査】困ったケース:確定申告書の控えが無い

税務調査の連絡があった際にまずやることは申告内容の確認です。
確定申告した内容を確認することで間違いがないか確認するのです。

困るのは確定申告の控えがないとき。

確定申告書の控え

税務調査の連絡があったときにまずやることは準備です。

必要な資料を用意しなければいけません。
通帳、請求書、領収書、帳簿など必要なものを揃えます。
もし足りないモノがある場合は再発行するなどの手続きも必要となります。

あと、確定申告書の控えも必要です。
税務署は提出された申告書は持っているので控えが無くても問題はありません。
ただ、どのような申告をしたのかを確認するために控えが必要となります。

税務署に行けば確認できるけど

確定申告書の控えが無いときは税務署に行けば内容を確認することができます。
いまは写真を撮ることもできるので、控えが無ければ税務署に行って確認してくれば大丈夫です。

ただ、心配なのは税務調査の担当者を呼ばれてしまうことがあることです。

税務署で確定申告書の控えを確認しようとするときには窓口で手続きをする必要があります。
そのときに当然ながら氏名を記載します。

そこで税務調査の対象となっていることがわかるので、担当者を呼ばれてしまうことがあるのです。
実際に担当者を呼ばれたこともあります。

中には担当者が外出から戻ってくるのを待っていたのか数時間待たされたこともあります。

担当者を呼ばれても「確定申告書の控えを紛失したので」と伝えれば問題はありません。
問題なのは「時間があるならちょっとお話を」と聞き取りを始められてしまうことです。

修正申告をした方がいいことも

税務調査の対策で大切なのは、事前に修正申告書を提出するかどうかを検討することです。

確定申告に誤りがある場合は修正申告をすることとなります。

勘違いや計算間違いなどであれば大きな問題はないのですが、
脱税があると重加算税の対象となり大きな負担となります。

大きな間違いがあるときには修正申告をした方がいいのは間違いありません。
大きな間違いがあるかどうかを確認するために確定申告書の控えが必要となるのです。

もし、税務署に確定申告書の控えを確認しに行ったときに担当者を呼ばれてそこで話が始まってしまうとそこで調査開始したと判断されてしまうこともあります。

調査開始後だと修正申告をしても負担が変わらないことがありますので、注意しなければいけないのです。

https://www.uchitax.com/2016/08/31/amended-return-5years/


確定申告書の控えが無い場合には出来るだけe-Taxを利用、郵送にするなどにして気を付けましょう。

私もご相談をお受けしております。
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【著書】個人事業者の税務調査対応ケーススタディ


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