『天使の翼』第12章(89)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~ 武田敦 2024年2月17日 07:00 どのくらいの時が経ったろうか 首うなだれて、 そのまま深い眠りに落ちそうなのを耐え 野宿するところを 探そうとしたわたしの視線が 何かを捉えた そこは、峰々の連なりが低くなり 登っていけば、 開けた鞍部へと通じているようだ 麓は森におおわれている その上に、黄金色の月がかかって わたしを招いている よろよろと立ち上がり、 木々の方へと歩みを進めたわたしは、 何がわたしの視線を捉えたのかを知った 山上へと延びる道があったのだ ダウンロード copy この記事が参加している募集 SF小説が好き 3,001件 #SF小説 #SF小説が好き #視線 #黄金色 #山上 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート