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子ども達が日本のリーダーを決めたら誰になるのか?

いよいよ今日は自民党総裁選。

残念ながら僕らには投票権はありません。
(アメリカにはあるのに!)

この総裁選で一番影響を受けるのは、きっと子ども達。
でも、学校では具体的な候補者の名前や政策なんて教えられません。
であれば、学校と家庭の中間にある「放課後支援」という立場で、総裁選を楽しんでしまおうと思いました。

どうせなら受け身で結果を待つよりも、
候補者の生い立ちや政策を比較したり、
自分の「推し」を考えたり、
他の子の意見を聞いたりすれば、
これまでと違った視点で日本をみられるんじゃないか。

そう思い、こんな内容の資料を作ってみました。
1) 日本の政党ってどんなものがあって、何が違うの?
2) 自民党総裁選ってなに?
3) 4人の候補者の生い立ち
4) 4人の候補者の政策や考えを比べてみよう
5) 誰が日本のリーダーにふさわしいと思うだろう

候補者の政策だけでなく、生い立ちにも注目しました。
人間は物語に興味を持つからです。
生い立ち(物語)を語ることで、子ども達は候補者をより身近に感じ、興味をひき付けられるでしょう。

できるだけ偏りのない、中立性を意識しました。
また政策についても、経済政策、少子化対策、原発、夫婦別姓、敵基地攻撃能力などなど、人により意見は様々です。
僕個人の考えは抑えて、ポジティブな面とネガティブな面をセットで説明するよう心掛けました。

計2日間、延べ15人の小学生に「自民党総裁選2021」と題して、リアルとオンラインのハイブリッドでお話しました。
その結果、子ども達が選んだ候補者はこんな結果に。

岸田文雄:3
高市早苗:3
河野太郎:3
野田聖子:3
白票:3

驚きの全員同率一位!
正直、もっと偏るかと思っていました。

聞いてみると、子ども達が大切にする政策や見方がみんな違っていました。
一人ひとりが、それぞれの視点をもっているんですね。

白票を投じた子は、
「全部見たうえで、4人ともいいところも悪いところもあって、賛成できる人がいない」
と言っていました。
しっかりと自分の考えを示した白票ですね。

総裁選本番で誰が選ばれるかわかりませんが、誰になったとしても嬉しい人、悔しい人がいますね。
でも、きっとこれまでになかった視点から、新しい首相と日本をみられるのではと、楽しみにしています。

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