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珍しい視点の地政学本『13歳からの地政学―カイゾクとの地球儀航海』

○○へ勧めたい:★★☆(世界のしくみに興味ある人)

「地政学」に興味を持っています。
ロシアのウクライナ侵攻がきっかけです。
ウクライナの歴史を知れば知るほど、戦争は時々の為政者の「気持ち」だけでなく、地政学で考える必要があると思いました。
でなければ、ウクライナという地が、これほどまでに何度も侵攻の対象にはならないでしょう。

『13歳からの地政学―カイゾクとの地球儀航海』は、数ある地政学本の中でも、変わった本だと思います。
そして、格別に面白い本です。

若者と年長者の対話形式で進むのは、『嫌われる勇気』のようなテンポの良さで、とても読みやすいです。
でも、本書では地政学でお決まりの、ランドパワーやシーパワー、リムランド、ハートランドという言葉は出てきません。
代わりに、もっと大きい視点での、世界の仕組みのようなものが語られます。

大国の考え方、隣国への感情、世界を考えるときに大切な要素、などなど。

こんな話を学校の社会で聞きたかった!
子ども達にも、読んでほしいな~
と思い、寝付かせ前の絵本に紛れこませて、ちょっと読んでます。

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