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新型コロナと帰国の道

4月10日の便でマニラから帰国し、今は横浜のホテルにいます。日本の静かな夜です。さっき地震がありましたが、それも含めて日本だなと思いました。不思議な感じです。

今回の帰国は、いつもと違う経験をいくつもしたので、その事をメモとして残しておきたいと思います。


マニラの自宅から空港

3週間ぶりの街の外。
車はまばら、あちこちに停めてあるジムニー。
一体どれだけの人が収入を絶たれていて、苦しい思いをしているんだろう。
コロナ後はどうなってしまうのだろう。

空港に入るところで、消毒シャワーの小屋が。
これは初めての体験。
アルコール臭いかと思ったが意外とほのかないい匂いだった。

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羽田着

19:10
羽田着。
30分くらい機内で待機。
子供達は映画が観られて文句なし。
機内のテレビは本当に偉大だ。

19:50
どこかの搭乗口で待機。
思ったより寒く、子供達は既に持ってきた最高スペックの厚着。
桜の季節だからと甘く見た。

PCR検査

20:10
検疫についての説明があり、その後1人ずつ書類チェック。
PCR検査後に結果を自宅で待つ組と空港で待つ組に分かれる。
自宅組が全体の10分の9くらいか?
僕らは自宅がないので、まばらな空港組。

21:00
いよいよPCR検査。
僕はこの手の検査は初めてなのでドキドキ。
でも、子供をビビらせると後が大変なので楽勝の表情をキープ。
思っていた以上に鼻の奥まで突っ込むので、楽勝表情が崩れる。
長男はぐっと堪え完了。さすが。
びびりの次男は案の定逃げ出したが、お菓子で釣って何とか席に座らせる。
が、検査終了と同時に泣き崩れ、床でジタバタギャン泣き。
まあ、終わったので一安心。

空港泊

21:30
かなり広い登場口スペースに通され、空港待機組はそこで夜を明かすという説明をされる。指定ホテルに案内されると言う事前情報もあったので、騒ぐ人も。

スペースはかなり余裕があって、一家族がベンチ一列(ベンチ8個分)は使えるほど。
僕はむしろ想定していたよりもずっといい環境だったので、これなら大丈夫と気が楽になる。

お弁当、ペットボトルのお茶、毛布が配られる。お弁当、身に染みておいしい。

子供達はタブレットで映画を半分観て寝る。
下はガタガタ、上は眩しい環境だが、子供達はすぐに寝付く。
夜中、次男がベンチから落ちて、慌てて拾い上げる。


さあ、検査結果

翌11日
次々と新しい空港待機組みが入ってくるので、いつまでも寝ているわけにもいかず、早々に起きる。しっかり寝られた。
子供達にはいい経験だと思う。
すぐに忘れるでしょうが。

8:10
いよいよ我らの便の検査結果発表が始まる。
一人一人呼ばれて、前に行き、結果を教えてもらう。
まるで学校のテストの結果発表。
いつ呼ばれるのかわからず、かなりドキドキ。

8:40
僕らの番。
個人情報保護の観点からか、小声で、でも笑顔で「陰性でした」と。
一抹の不安があったので素直に嬉しい。
試験に合格したかのよう。

みんなに感謝

結果が出るのが想定よりかなり早く、子供含め衣食住および精神衛生的にもまだまだ大丈夫。

空港関係者の夜通しの丁寧な対応に感謝。
空港職員も検疫所関係者も、本当に大変だと思うが、驚くほど親切で丁寧な対応だった。
機内預け荷物の受け取り場で、僕らの荷物に貼られていた手書きメッセージに涙が出そうになった。

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友人が出してくれた車で横浜のホテルへ。
道すがら日本の状況などを友人に聞いて、ニュースだけでは分からない肌感覚を知る。
親の心子知らず、子供達は友人に貰ったおやつをどれから食べる、いつ食べる、そんな話ばかり。


今回の帰国に際して、多くの友人知人に応援や支援のメッセージをいただきました。
本当に嬉しかったです。
この場を借りてお礼申し上げます。
世の中、善意の連鎖で回っている、回していきたい、そう改めて思いました。

今は14日間の待機期間の後どこに住むかを検討中です。
流行っているというオンライン飲み会などで皆さんと旧交を温められたら思います。


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