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かけっこ練習ノート – スキップを使って


 
5月26日(木)

今日のアップはドロケイのあと、子ども達が3つのチームに分かれてリレーをしました。
今の6年生達とは4年生のときから一緒に走っていますが、本当に速くなったなと改めて驚き、感動しました。
このかけっこ練習とは関係なく、2年間の子どもの成長ってすごいんだなと。
成長ってまぶしいですね。
 
今日は低学年+最近入ってくれた子たちのグループと高学年のグループに分かれて、スキップを使った練習をしました。
 
陸上競技の練習だけでなく、いろいろなスポーツのドリルでスキップが行われています。
でも、陸上競技も含めて実際の試合中にスキップをする時ってまずないですよね。
なのにどうしてスキップを練習するのでしょうか。
 
何気ない普段の練習から、いろんな事に疑問を持てるといいと思いますし、実際にそういう視点が身についてきた子が何人もいるようです。
問いを立てて、自分の考えを持つ、それだけでも練習への向き合い方、そしてその効果は違ってくると思います。
大人は子どもの問いに対して、真摯に向き合う必要がありますね。
 
さてスキップですが、これは自分の動作を落ち着いた状態で意識(または観察)できる練習だと思っています。ですので、自分の動きを意識せずにただ漫然とスキップしているだけでは、疲れるだけで練習効果は低いでしょう。
 
自分の動作を意識するとは、具体的にはどういう事でしょうか。
 
スキップは、右足で2歩、左足で2歩、というように2歩ずつで足を入れ替えます。
つまり、普通の走りの2倍の時間をかけて足が入れ替わります。
このため、普通の走りよりも落ち着いて足の入れ替えを意識できるのです。
 
速く走るためには、後ろの足をできるだけ速く前に出すことがとても重要です。
これを「4の字の動作」や「切り返し」と呼んだりします。
走っている中では、この4の字の動作は高速で行われるので、慣れていないとなかなか意識するのが難しいです。
ところが、スキップでは4の字と4の字の間の時間が2倍あるため、落ち着いて4の字の動きを意識することができるのです。
 
スキップで速く前に進もうとすると、この4の字動作を速くする必要があります。
落ち着いた状態で自分の動きを観察し、4の字動作を速くするとはどういう事なのか、4の字動作を速くするとスキップがどれくらい速くなるのか、などを頭と体でつかめる練習です。
 
このスキップを何度かやった上で、スキップから走りにつなげ、さらにスキップで感じ取った4の字の動作を意識して50mを走りました。
このスキップ練習もジャンプ系の練習と共に、とても意味のある練習だと思いますので、繰り返しやっていきたいと思います。

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