マニラ、痩せ細った猫、澄み切った空
マニラで子育てをしながら、子供の放課後について考えている谷です。
タイトルにある言葉は、今日この街を歩いた印象でした。
久しぶりに太陽がの下で街を歩きました。
いつのまにか、マニラはこんなに暑くなったのだと気づきました。
痩せ細った猫
街には人気がなく、店舗も殆ど閉まっています。
その煽りを受けているのが、野良猫たち。
街をふらふらと歩く、痩せた猫たちを何匹もみました。
殆どの店舗が閉まり、建設現場も止まっています。それに関連するサービス業も全てストップです。本当に多くの人がこの猫たちのように苦しんでいます。
澄み切った空
一方で、大気汚染で悪名高いマニラの空は澄み渡っています。
公共交通機関や車が厳しく規制されているためです。
マニラの空を定点観測した写真をみました。僕らは普段こんなに汚れた空気の中にいたんだなと、気落ちしました。
今こそ外で思い切り走りまわりたい!
という衝動に駆られました。
人気のない通り、
信号の光だけが変化する、
どこまでも動きのない景色、
発電機のエンジン音だけが響くオフィス街。
ふと、すごく懐かしい感じがしました。
思い出したのは、休日の建設現場でした。
あの妙に現実離れした不思議な空間でした。
もし、ある街から突然人が消えたらこんな景色になるのでしょうか。
SFの世界が突然現実になったような。
子供たちとの生活
一方、家の中では現実感たっぷりな生活が子供たちと続いています。
日中、親が家にいない子供たちを呼んでワイワイやっています。
(もちろん、感染には気を配りながら)
午前と午後の勉強タイムを除いては、これまでやってみたいと思っていた事をみんなで色々試しています。
紙飛行機大会やハムスターの迷路作り。
気候変動とグレタさんについて考えたり、ゲーム依存症と香川県のゲーム条例について議論したり。
あとは、ぜひSDGsについて話し合いたいのですが、興味が発散しがちな子たちなので、みんなの探究心を引きつけるにはどうすればいいか考え中です。
子供たちが「谷さんち、楽しかった」と言っていたよ、
そんな風に親御さんに教えてもらうことが何より嬉しく、力になっています。
こういう声が、こんなに力になるのだと知れたことだけでも良かったと思います。
おかげで、この2週間はあっという間でした。
コロナ封鎖はまだしばらく続くでしょうが、出来る限りこの取り組みを続けていきたいと思います。
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