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【物書き部企画 たった一人のあなたの味方に ラブサポーター淳子💕2期生さん】

物書き部 〜第二章〜 Presents
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちのインタビュー記事
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちとは?

風俗嬢向けメンタルケア、Sexカウンセリング、性教育、
鳥海式四柱推命鑑定師及び講師.霊感reading.顔相.手相『鑑定名.桃萃』
NPO法人若者メンタルサポート協会.相談員、
神奈川県川崎市南倫理法人会会長、
一般社団法人"生き直し"自立準備ホーム.竹信の家ホーム長、
一般社団法人レディースメンタルサポート協会副理事長

様々な顔を持つラブサポーター淳子さん、
メインとなっているお仕事は、風俗嬢向けメンタルケア、今年9年目となる。
風俗嬢として働いていた時に社長に頼まれ技術講習を始めたが、技術講習をしているうちに、相談されることが増え、メンタルケアを始めた。

収入面でのもう1つの柱が占い。
どん底にいるときに、たまたま繋がった占いの先生に「占いをやらなければ死ぬ」と言われ、猛勉強したという。

この2つの仕事で生計を立てている。
それ以外の仕事は全て無償である。

NPO法人若者メンタルサポート協会では、「10代専用LINE相談」を24時間受け付けている。同協会の代表理事に頼まれ、性被害専門の相談員をしている。
LINEのやりとりで完結することもあれば、直接会って相談に乗ることもある。

公益社団法人 日本駆け込み寺にて出所者支援を担当していた方が独立して自立準備ホームを立ち上げ、女性専用ホームの設立を提案された。
女性のホームレスは、男性よりもトラブルに巻き込まれる可能性が高く、受入場所の必要性を感じていた淳子さんは、その管理を担当することにした。
自立準備ホームとは、帰る場所もない刑余者(刑事施設からの出所者、執行猶予、保護観察処分含む)の生活基盤を確保し、円滑な社会復帰ができるようサポートする場である。淳子さんはホーム長として生活の面倒をみている。

たむ小児童講座で低年齢での性教育の必要性を話されていた淳子さん。
医療関係者だから性教育が出来るわけではないと考える。
まず逃げなさい、大声を出しなさいというのは正論。
実際にその場にいたら、足も手も動かない、声も出ない。
声を出せなかった自分が悪いと捉えてしまう被害者がいるかもしれない。
性被害の予防については経験者が語るのが一番だと話す。

淳子さんは、風俗嬢のサポートを仕事とし、自立準備ホームのホーム長もしている。
そして、LINEの相談があれば対応する。

私は以前週末にNGOのボランティアをしていたことがあるが、淳子さんのお話を聴いていて、それを口にしていた自分が恥ずかしくなってきた。
淳子さんは、かなりの時間を、人をサポートすることに費やしている。
そのことを淡々と語られる様は、それが自然であるかのようだ。まるで、私経験者だから担当するよと手をあげるかのように。

なぜそこまで出来るのか、淳子さんは話してくれた。

苦しい中で生きてきて、誰かに助けられた。
偏見を持たずに手を差し伸べてくれた人。信じてくれた人
何をしても疑われる嫌な思いを散々してきた。やけを起こす気になることもあった。
それでも我慢しないと悲しむ人がいる。
がんばりたいけど頑張るすべが分からない。
でも、黙って見守ってくれた人がいた。
待っていてくれる人の存在を感じられた。
それは、海の中に落とされた一滴のインクのようなもの。
それが少しずつ増えていって色が変わった。
自分がその一滴でもいいからなりたい、
たった一人の味方になりたい。

自分の経験は、同じ思いをした人の力になれると思った。
覚せい剤をやめられたということは強みになる。
自分の過去を明らかにすることで、救われる人がいる。
その当事者と家族を救えるかもしれない。
必ず更生出来る、覚せい剤やめられると伝えられる。

自分の過去を知られることで、嫌な思いを散々してきた。
それでもなお、自分の過去を明かすことで、誰かの救いになればと言う。

日本駆け込み寺のモットーが、「たった一人のあなたを救う」だったという。
それが淳子さんにも通じている。

若者メンタルサポートで知り合った子に、「年取ったら面倒みてやるよ」と言われた。
大人を信じられないと言っていた子が相談員だからと自分を信じてくれ、FBでつながっている淳子さん以外の大人とやりとりしているのをみて、大人を信じられるようになったと感じた。
不登校の高校生が、自分が登壇した全く知らない大人の講座に参加してくれた。そして参加した事をSNSにあげていて、積極的になったと感じられた。
リピーターがなかなかつかなかった子に技術講習をして、3か月で売上ランキングがあがり、借金を返済し風俗を卒業させることが出来た。

自分の関わりによって、一歩一歩前に向かって行けていることが分かることが嬉しいと言う。

今現在も様々なサポートをしている淳子さんに今後のことを聞いてみた。

女性の為のシェルターを作りたいという。
自分の家から逃げたいと思っている子供が、淳子さんの家に住みたいと言っても、未成年を家に入れると、日本の法律では誘拐罪になってしまうという。逃げたいと思っている人を受け入れる場を作りたいと。

子どももいる、DV被害等の成人女性もいる。
外に仕事に行ける人には、お給料を家に入れてもらう。
外に仕事には行けないけど家事が出来る人もいる。
内職をする人もいる。
お互いが出来ることをし合い、助け合って生きていく
ミニファミリーのようなシェルターが作りたい。
寄付ではなく、自分たちだけで生活できるようなシェルターを。

淳子さんの思いが形になることを切に願いたい。

淳子さんの半生のインタビュー等を読み、これほどの環境で、様々な経験をし、どうしたらこんなに強く前向きに生きることが出来るのか、それがインタビューで聞きたかったことの1つだった。
淳子さんの言葉を聞いて、心が強く揺さぶられた。どれほどの辛い経験があったか私の想像も及ばないが、そんな中でも、淳子さんを支えた人がいた。自分も同じように誰かの支えになりたい、その強い思いを端々に感じる時間だった。

実は、インタビューの前に、私自身を占ってもらった。思ってもみない言葉でとても強く背中を押してもらった。
占いの経験は過去に一度だけだったが、
占いは、その人がより良く生きる為のサポートなのだと初めて体感した。

淳子さんは淳子さんにしか出来ないことをやっている。
では、私にしか出来ないこととはなんだろうと改めて考えるきっかけにもなる時間だった。


「インタビューを受けた人」
2期生 ラブサポーター淳子
ABEMA NEWSチャンネルにご出演しました。
↑こちらからご覧になれます。

「インタビューをした人」
2期生 みゅん

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