【物書き部企画】日本と中国の架け橋になる会社経営者

 物書き部 〜第二章〜 Presents
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちのインタビュー記事
田村淳の大人の小学校・すばらしき児童たちとは?

中国法人である「SBGM」と日本法人「MAVERICK」両方のCEOをされている井上光晴さんにインタビューしました。やっている仕事も私の会社とちょっと似ているし、テニスの話で盛り上がったり、和気あいあいな、楽しいインタビューでした。


高校の頃の話や、海外留学はしたほうが良いなど、すごく共感できる内容がたくさんありました。

1)どんな会社を経営していますか?

「合同会社マベック」中国法人である「SBGM」と日本法人「MAVERICK」を経営しています。 日本と中国の会社の食品や食料、原料などの輸出入の架け橋をしています。元々は商社でコモディティーや原材料、例えば穀物、砂糖、肉や魚、乳製品、身近なところで行ったらコンビニのレジの隣にある唐揚げなんかのお肉を手配していました。
昔のお客さんが、弊社のサプライヤーになり、その商品を日本の企業に販売しています。中国の企業と日系の企業が直接仕事をすると、人種差別的な目で接してしまう日系企業の方も少なくないので、仕事の文化やカルチャーギャップを少なくし、働き方をスムーズにしている、と考えて頂ければと思います。


2)どうしてこの会社をやろうと思ったんですか?

元々、中国の南京で大学に入った2年目から起業したんです。でもいろんな事業に手を出しすぎて結局失敗して。でも、いつかもう一度会社起業するんだろうな、と思ってました。タイミングの問題だったと思います。
大学を卒業して、大手の商社、双日の上海支社に勤務し、そろそろ起業しようかな、と思っていた矢先に、別の日経の商社から声がかかり、転職準備を進めていたら、アメリカの世界最大の穀物を扱うCargill、アメリカの食料会社の世界シェア40%の会社から給料アップで声がかかったので、もっと色々学んでからでも遅くないかな、と思いもう数年サラリーマンやっていました。
双日でもCargillでも、出世する人ってものすごく優秀な人なんです。頭が良くて、仕事がすごく出来る。
20年かけてこの人より賢くなって出世して、そこそこの給料をもらうのであれば、その動力を使って起業した方が割りに合うんじゃないかと思って、やっぱり起業しました。


3)あなたの会社の特性を教えてください。

やっぱり僕がいることでしょうか笑
うちの会社はパートナーも沢山いて、一緒にやっていますが、最強のフリーランスの集まり、みたいな会社にしたいんです。だから結構、皆さん自由にやってます。
ビジネスモデルを分散することで、こういうコロナのような不覚未知な不況にも強くなる。百の商売を運営して、将来こんなビジネスが伸びるんじゃないか、未来を予測して先駆けてビシネスしている人がいる、何でも屋っていうのを目指しています。


4)この仕事をしていて大変な事って何ですか?

何だろう・・・笑 あまりないかもしれませんね。
最初は仕事がないとか、暇な時間って怖かったり。
一人で仕事してるからさみしいな、とか自営業だからお給料が心配なんて事もありましたが、
失敗にも慣れたし、一人の時間にも慣れたし。
強いて言えば、小さい会社なので、コロナの影響で中国に渡航できない、という不便な点はあります。


5)若い頃の自分にアドバイスするとしたら?

今ある自分が、多分、全てがうまく行ったベストポジションだと思っているので、何かを後悔するとか変えたい、と言うことはないんですが、もし0歳の自分に戻るとしたらもうちょっといい大学に入る努力を、とか、もうちょっとテニス頑張れば良かったとか、小さく変えれることはあるかもしれませんね。


6)あなたの座右の銘を教えてください。

ホームページにも載ってますが、やってみなわからん、やったことしかのこらん、という言葉です。

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もう一点は学生の時に社会人の方に言われた一言で、
「気をつけないと、ばかにしている」
人種差別の本質、という点で、常に注意してやらないようにしています。例えば、フィリピン人に話す英語と、アメリカ人に話す英語が一緒か、と聞いてみると、大体の人がフィリピン人の方が話しやすいと言います。この国の人とは話しやすい=裏を返すとちょっと下に見ているという本質があったりするので、話す相手によって変えるっていうのは気をつけていないと人種差別だと思うんです。
そういう事をしないように気をつけています。


7)今後たむ小でやってみたい活動は?

「集団IQのかてって言うのかな、まだVRになるのか、サイバー上になるかわかりませんが、たむ小ショッピングモールの様な、もしくはたむ小商店街でもいいんですが、そういった交流の場を作ってみたいです。
言葉ではっきり表現できない部分がありますが、たむ小の皆さんが各個人で売りたいものを売る場所、サービスでも商品でもいいので。それをショッピングモールみたいに買いたい人が買いにくる、みたいな感じのプロジェクトをやってみたいですね。」

先を行く、未来を予測するビジネスマン、井上さんならではの視点だな〜と感心しながら聞いていました。


インタビューは以上になります!


ポッドキャストの方では、テニス部の事について話したり、地元が近かったのでそいういう話も聴けます。良かったら聞いてみて下さい!


後から聞いた話ですが、井上さんは、中学校でテニスの団体戦全国大会の第一シードだったそうです。そして全国大会で3位。第一シードは全国の中学校で一番上手い学校に当てられるのですごい事です。ビジネスも運動も出来て、中国語もペラペラ、医学部卒業、上には上がいるんだな、と思いました。そんな方にインタビューできたのもすごくいい経験になりました!

「インタビューを受けた人」
【3期生】井上光晴さん


「インタビューをした人」
【3期生】Natasha


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