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管理会計SaaSのPdMの魅力を語ります | 経営の意思決定に関われるユニークなドメイン

こんにちは!株式会社ナレッジラボでManageboardのプロダクトマネージャー兼プロダクトオーナーを務めている小野です。
今回は、私たちが開発・提供しているManageboardのドメインである管理会計プロダクトのPdMを担当することの魅力について語りたいと思います!

私の自己紹介noteはこちらをご覧ください!


管理会計SaaSのここがおもしろい!

そもそも管理会計とは

管理会計SaaSのおもしろさを語る前提として、まずは「管理会計」について説明をさせてください。

「会計」という言葉は一般的に使用されていますが、大きく「財務会計」と「管理会計」の2種類に分類できます。

財務会計と管理会計は様々な違いがありますが、最もわかりやすいのが下図のとおり「情報利用者」です。

財務会計と管理会計の比較

財務会計は株主や債権者などの外部利害関係者が利用するための情報ですが、管理会計は経営者をはじめとした企業内部の者が利用するための情報といえます。

「管理会計」という言葉の定義は研究者ごとに様々あるのですが、私は端的に「経営の意思決定のために利用される経済的情報」と整理しています。

つまり管理会計SaaSは、「経営の意思決定に利用される情報をソフトウェア上で表現したもの」と言い換えることができるのです。

お客様の経営の意思決定に影響を与えられる!

前置きが長くなりましたが、管理会計SaaSの最大の魅力はここに集約されると考えています。

経営の意思決定とは、たとえば以下のようなものがあるでしょうか。

  • 商品の販売単価をxx%上げる

  • 都心に新しい店舗を出店する

  • 従業員のベース賃金をxx%上げる

  • xx億円の資金調達を行う

須らく会社の成長を左右する重要な意思決定ですが、これら意思決定の前提となる数字(=ファクト)がManageboardで取り扱われています。
つまり、私たちが"良い"プロダクトを作れば、それが即ちお客様の"良い"意思決定に繋がりますし、逆も然りで、"悪い"プロダクトを作れば、お客様の"悪い"意思決定に繋がってしまいます。

たとえば、「商品の販売単価を10%上げた場合の顧客数の減少と売上へのインパクトのシミュレーション」を行うケースにおいて、設定した数式の結果が誤ったことで、本来であれば販売単価の10%値上げによって売上が減少してしまうシナリオにもかかわらず、値上げ施策にGOを出してしまいかねません。

Manageboardはベンチャー企業から上場企業まで幅広い層のお客様にご利用いただいています。どの企業にも経営の意思決定は存在し、日々その意思決定にManageboardが利用されているという事実には大きな責任が伴いますが、プロダクトの指揮を執るプロダクトマネージャーにとっては、それ以上の大きなやりがいが存在すると感じています。

経営や数字の解像度が上がる!

これはプロダクトマネージャーに限った話ではなく、デザイナーやエンジニア、ビジネスサイドも同様なのですが、経営と数字の解像度が圧倒的に上がります。

Manageboardの開発においては、日々「仕訳」「キャッシュフロー」「非財務情報」などの会計用語が飛び交います。管理会計ドメインなので当然と言えば当然なのですが、このドメインでなければ開発者が日常的に出会う言葉ではないでしょう。

また、開発のプロセスの中でお客様へヒアリングを行ったり、ユーザーストーリーやユースケースを整理する過程で、否が応でも「経営と数字」の触れることになります。

プロダクトマネージャーに限らず、どんな職種でも、キャリアを重ねるにつれ、そのポジションが「経営」に近づいていくと思います。たとえばエンジニアはいずれCTOに、プロダクトマネージャーはいずれCPOになるキャリアパスがあるでしょう。
多くの場合、CXOになるということはその会社の経営を司るということであり、そこに管理会計をはじめとした数字の感覚、知識は不可欠です。

管理会計ドメインでプロダクトマネージャーをやるということは、キャリアでいずれ近づくことになる「経営と数字」の感覚を自然に養うことができるのです。

Manageboardのお客様事例

当社ではManageboardをご利用いただいているお客様に定期的にインタビューを行っています。

この中でも、特にプロダクトマネージャー冥利に尽きる私の"推し事例"を紹介させてください!

株式会社フード・サービスコスモ様の事例

GKB株式会社様の事例

内容はそれぞれの記事を参照いただきたいのですが、これらのお客様に共通するのが「Manageboardを利用することによって行動変容が生まれた」ことだと捉えています。

具体的には「社員の給与増額の意思決定を行った」や「店長・マネージャーが数値に興味を持つようになった」点が挙げられます。

Manageboardを利用する前はエクセルで数値を管理されていたのですが、Manageboardを利用されていない世界線では、もしかするとこういった行動変容が生まれていないかもしれません。

自分たちが作ったプロダクトでお客様の行動変容を起こし、結果としてお客様の成長に繋がる、さらにはそれによって私たちが暮らす社会が少しでもよくなるという循環は、私にとってはManageboardのプロダクトマネージャーとしての一番のやりがいかもしれません。

こんな方におすすめ!

以下にいずれかに当てはまるあなたは管理会計SaaSのプロダクトマネージャーとしての特性があるかもしれません!

  • プロダクトづくりが大好き

  • 会計に興味がある

  • 経営について学びたい

  • プロダクトを通じて社会に良いインパクトを与えたい

  • 大量のデータを扱いたい

さいごに

今回のnoteでは、私たちのドメインである管理会計SaaSの魅力について語りました。

私自身は会計畑出身なのですが、ナレッジラボに入社して管理会計に触れたことで会計の本当のおもしろさを知ることができたと感じています。

開発チームにかかわらず、ナレッジラボに入社する多くのメンバーは会計バックグラウンドがありません。しかし、社内のオンボーディングや研修体制が充実しているため、とてつもない速さでドメイン知識を習得していきます。

少しでも管理会計SaaSの開発に興味をもっていただけた方は是非下記採用サイトからご連絡ください!
https://recruitment.knowledgelabo.com/

(この記事を書いた人)
小野敦志
日米の会計事務所勤務を経て、Big4税理士法人にて国際税務アドバイザリー業務に従事。2020年7月に株式会社ナレッジラボに入社し、現在はプロダクトマネージャーとしてManageboardの開発に携わる。
税理士 / 米国公認会計士。


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