うつ病の彼女と共に生きる。ある日の会話。

この会話は僕の主観です。
彼女からはどう見えていたのでしょうか、、、
それを知ることができたらどんなにか救われるでしょうか。


会話の内容を書く前に
前提がないとわからないので、
少し長くなりますが僕らの状況を説明します。

今現在、僕と彼女は同棲していません。
なぜならば、彼女の職場復帰を応援するためです。

「うつ病の彼女」といっておりますが
症状としては、双極性、うつ、買い物依存症、境界性などがあります。

名前はともかくとして、
きっかけの有無を問わず、気分が急にひどく落ち込んでしまうことが多く、
そんな時は全てを悪い方向に考えてしまう。
一日中寝て過ごすことも多々。
働いていないことで、僕に経済的に依存していることも気に病んでおり、
そんな中で、買い物依存症で、
ストレスが増えると借金をして買い物をしてしまうこと、
それを相談できないこと、
親に借金して解決するも、また繰り返してしまうこと、
病状を改善するためにカウンセリングに通うも、
費用が高く、僕や家族にさらに依存してしまうこと、
などなど
複数の問題が複雑に絡み合い、負のスパイラルに陥っている状況です。

今年の6月末ごろから、僕が少しずつ心を病み始めていました。
それでも2人の問題(病気以外)を解決しようと
2人で話し合いをしたり、前向きに取り組んでいました。
とはいえ、全く違う人間が同じ屋根の下過ごすわけですから、
生活感、リズム、価値観の違いなど、すぐに解決するはずもないのですが、
「うまくいかない」という挫折感が募り、
事態は悪化の一途。
僕の状態も次第に悪化し、1日無気力になり
動けなくなることもありました。

そんな中、彼女の以前の職場から仕事のオファーが。
経済的自立は彼女にとって大きな要素の一つで、
かつ、
その職場は激務ではあるものの、彼女を肯定し評価してくれるので
経済的にも、自己肯定感の点でも、プラスに働くであろうと、
僕も彼女のご両親も、彼女の背中を推すことに同意しまし、
掛かりつけの医者にも相談をした上で、決めました。

ただ、僕との家にいると、仕事で新たに抱えるであろうストレスに
さらに僕の生活というストレスを重ねることになるので、
一旦、実家から通うことになりました。

仕事が始まってはや一ヶ月、
平日も夜遅くまで忙しいのはいうまでもなく、土日も仕事することがあるものの
仕事は非常に充実しているらしく、
家での両親との関係や、睡眠時間がうまく確保できていないことが
ストレスのようでした。


さて、

そんなある日、「相談したいことがある」、
ということで会って話す予定を入れていたのですが、
仕事でトラブルが発生したらしく、LINE通話に。
当日までの僕の不安はここには書ききれませんので、省略します。

本題の前に、少し会話があったのですがその中で
「毎日、LINEを送ってくるのはどういうつもりなのか?」
「飼い猫の写真も、見るのは辛いと言ったのに、なぜ送ってくるのか?」
「私の気持ちを何もわかっていない。良かれと思ってやってくれている、そう思うことすらできない」
そんな話になった。
婚約中、同棲中、彼女のために一時的に同棲解消中、、、
そんな中で、彼女の様子を知る手立てがLINEしかなかった、
基本的に返信はないが、既読はつくし、
忙しいのだろう、
離れていても僕は味方であり、寄り添いたいと思っている、
そんなことを伝えたくて、毎日送っていたLINE。
猫の写真も、見るのが辛いとは聞いていない。
彼女が惚れ込んで飼うことにしたねこだから少しでも元気になればと思っていた。

「毎日見るのが、辛い」
そんなことになっていたとは、思いもしなかった。
「わかってくれないんだね」
その通りです。
「私の性格考えたらどんな風に思うかわからない?」
・・・。

「辛い」と思わせている以上、僕には弁解の余地はない。
謝罪とともに、意図を説明するも「理解できない」と。

ごめんね、、、。
でもね、僕には他に君のために何ができただろうか・・・?
それがわからないのです。
家にいて、寝込んでいた時でさえ、
「おはよう、調子どう?」「何か食べる?」「何かできることある?」
そんな言葉を欠かすことはなかったが、
それでも「なんで放ったらかしにするの?」そう言われた僕なのです。
性格?うつ病?

先日、君の好きなチーズケーキを送ったけど食べてくれたかな?


既に心が消耗してきていましたが、その日の本題はここから、

「職場の近くに引っ越しをしようと思う。」
これは、問題ない。
仕事に慣れて状態をより良い方向に向けるためだ。
「差し当たって、同棲を解消しようと思う。そして、婚約状態も。」
理由としては、僕を待たせ続けることが、「負担」であるという。
これは、、、
「別れたいの?」
その言葉をグッと堪えて、
「2人の将来のためなら、今、負担を軽くするためのことはなんでもしよう」
そう提案した。
「2人の将来のため」これが僕の最大限の譲歩。

しかし、話は終わらない。
両親は反対しているという。
実家にも居場所がない、職場にしか居場所がない、
そして、
将来のことはわからない。
そうだよね、そうだとは思う。
そんな意思を持てるのなら、こんなことになっていない。
でもね、、、。

「いっそのこと結婚してしまうのはどうか?」
これがいけなかった。
いや、僕としては「負担」を軽減するための手段だと思ったのです。
2人が一緒になることを共通のゴールとしているなら、
結婚だけは済ませてしまって、
一つ荷物を減らした状態で仕事に励めばいい、
そう思ったのです。
結婚のことは、僕が2020年2月にプロポーズしてから1年半止まっている、
つまり、彼女の重荷になっていると思ったのです。
そんな僕の考えは虚しく、
「何もうまくいっていないし、結婚のことも考える余裕もないのに、
何を考えたらそんなことが言えるの?」
「理解されない」
「一番理解して欲しいのに、ずっと理解されていない」
いよいよ事態は悪くなる。
「2人の生活は何もうまくいってない」
「病気も悪化している」
「ずっと変わらない、同じ会話をし続けている。」
苦しいよね、でも、そんなことないよ、楽しいこともいっぱいあったよね?
2人で出かけた思い出、話した思い出、
コロナで遠出はしてないけど、公園に行ったり、料理したり、映画見たり、
猫を迎えて、いっぱい写真も撮って遊んだ。。。
「それはうまくいってるの?」

彼女はどれほどの苦しみを抱えているのだろうか・・・
あまりにも悲しく、胸が苦しかった。

その後も、何度も「2人で一緒になりたいから、協力したい」そう話し続けるも、
会話は一向に要領を得ませんでした。
「とりあえず、新しい家を探す」
「何かできることあったら手伝うからね、家探しとか・・・」
「家は〇〇さんに頼んだ」
「荷物とか・・・」
「」
次第に言葉が感情のないものになっていき、僕は思わず最後に

「他の誰かがいるなら、言って欲しい・・・」

そんな言葉を、我慢して、我慢して、我慢して、、、
心の底に溜め込んでいた言葉を出してしまったのです。
「そんなこと一言も言ってない。もう寝る。」
それで終了。
後で謝罪のLINEを送りましたが、
後悔とどうしようもない感情が共存しています。

トラウマというのでしょうか、
付き合って少ししてから、コロナ市中感染が深刻になり、
そんな中、転職活動を始めて悩んでいたころに、
彼女の精神が不安定になりました。
彼女から「安心感がない」「寄り添ってくれない」そういう言葉を初めて言われたのが
この時でした。
そして、この時、彼女は他の男性に・・・。

このことを知ったのは同棲を始めてからです。
突如、彼女の精神が不安定になり、
一度だけだった、と泣きながら話してくれました。
そして、同時に買い物依存で多額の借金があることも、この時に知りました。
ショックでしたが、目の前の彼女を支えたかった。
思えば、彼女を「信じよう」その思いがあったはずなのです。

しかし、以後、
「彼女の心が僕から離れているのでは?」
そう感じるといつも「もしかして、また・・・」そんな不安を拭えない僕がいます。
彼女を「信じる」ことができていないのです。


きっと、電話のあと、彼女はひどい状態になっているでしょう。
十分な睡眠休養をとるはずの日曜日・・・
ゴメンね。

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