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【Apple Watch お役立ちガイド】ここまで進化した、健康管理の必須アイテム(前編)

Apple Watchは、装着するだけで健康をサポートしてくれる機能が充実しています。ユーザーの心拍数を測定し、大きな変化が現れたら通知してくれる機能もそのひとつ。

一部のモデルでは「心電図」アプリで脈拍に異常がないかを測定することもできます。また、現行のモデルでは、血液中の酸素濃度を測定できる「血中酸素ウェルネス」アプリなど、多くのヘルスケア機能が搭載されています。

こうした私たちの心身の状態を見守ってくれるApple Watchのアプリや機能について、前・後編でご紹介します!



「心拍数」アプリを健康管理に役立てる

自分の普段の心拍数がどのくらいか、みなさんはご存知ですか?
自分の平均的な心拍数を知っておくことで、健康状態の変化に早めに気づきやすくなり体調の管理に役立てられます。

いつでも手軽にチェックできる「心拍数」アプリは、健康でアクティブな毎日への第一歩! この小さな健康習慣から始めてみませんか?

心拍数の調べ方は、リラックスできる場所でApple Watchの「心拍数」アプリを開いてしばらく待つだけ。測定したタイミングだけでなく、歩行中や運動している時なども自動的に心拍数は記録されているので、あとから平均的な心拍数の範囲もチェックできます。

①心拍数を計測するには、Digital Clownをクリックして「心拍数」アプリをタップします。
②自動的に心拍数の計測が始まりますので、動かずリラックスして計測します(画面左)。すると、現在の心拍数が測定されました(画面右)。
③Apple Watchはバックグラウンドでユーザーの1日の心拍数をチェックし記録しています。計測画面をスクロールすると、1日を通じた3種類の心拍グラフが確認できます。「範囲」は1日の心拍数の変化の範囲(画面左)、「安静時心拍数」は安静時の1分間の鼓動の回数(画面中央)、「歩行時平均」は歩行時の1分間の平均心拍数です(画面右)

「心電図」アプリで心拍のリズムを記録する

Series 4以降のApple Watchでは、「電子式心拍数センサー」による心電図の計測機能が搭載されています!

定期的に心電図を計測することは、心疾患や不整脈の早期発見にもつながり、心臓病の専門医の診断にデータを役立てることもできます。

また、運動中や後に心電図をチェックすれば、自分の心臓がストレスを感じている時の動きも確認できるので、アスリートの心臓を守ることにもつながります。

①Digital Clownをクリックし、「心電図」アプリを選択します。なお、同アプリは22歳未満の利用は想定されていません。
②Digital Clownに指を当てて、計測を開始します(画面左)。30秒間動かずに計測します(画面右)。
③心電図の計測が完了しました(画面左)。心電図に合わせて、その時の体調も記録できます(画面中央・右)。
④計測した心電図データはiPhoneの「ヘルスケア」アプリを開き、右下の「ブラウズ」から「心臓」→「心電図(ECG)」より確認できます。

血中の酸素濃度を測定する

Series 6以降のApple Watchでは、血中で赤血球が全身に運んでいる酸素濃度のレベルをチェックできるようになりました。

一般的には95%以上の数値が正常な範囲と言われており、これが低いと体内の酸素不足や、肺や循環系からの不調のサインの可能性があります。

また、血中酸素濃度のチェックは体全体の健康状態を把握しやすくなるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群の早期発見やスポーツのパフォーマンス向上にも役立ちます。

①Digital Clownをクリックし、「血中酸素ウェルネス」アプリを選択します。
②Apple Watchの画面を上に向け、腕を安定した場所に置いてリラックスした状態で開始ボタンをタップして測定を開始します(画面左)。 測定時間は15秒で完了です(画面中央・右)。
④Apple Watchの「設定」から「血中酸素ウェルネス」の「血中酸素ウェルネスの測定」を設定しておくと、自動で定期的な測定が記録されます。記録内容はiPhoneの「ヘルスケア」アプリを開き、右下の「ブラウズ」から「呼吸」→「取り込まれた酸素のレベル」にて確認できます。

転倒検出を設定してアクシデントに備える

Apple Watchの「転倒検知」機能は、ユーザーの転倒を検知してから60秒間何の動きもない場合、ユーザーの状況確認のための通知を振動によって知らせます。

それでも反応がない場合、緊急通報サービスに自動で通報したり、事前に設定しておいた緊急連絡先への通知を送信します。

この機能によって、もしもの時にも迅速な救助につなげることができ、安心して日々を送ることができるでしょう。

転倒検出機能は、Apple Watchの初期設定やiPhoneの「ヘルスケア」アプリで年齢が55歳に設定されていると自動的にオンになります。18歳から55歳までの場合は手動での設定が必要なので、以下の手順で転倒検知の設定を有効にしてみましょう。

①Digital Clownをクリックし、「設定」アプリを選択します。
②「SOS」を選択し(画面左)、「転倒検出」を選択します(画面右)。
③「転倒検出」をオンにします。転倒を常に検出してもらう場合は「常にオン」をチェックします。「ワークアウト中のみオン」を選択すると、ワークアウト中のみ転倒検出を設定することもできます。

Apple Watchに搭載されているさまざまなセンサー類は、ユーザーが毎日の生活をもっと安全で健康的に過ごせるように動いています。

次回の後編では、「服薬」記録や「心の状態」といったヘルスケアのサポート機能についてご紹介します!