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全てECでつながる今、文脈の意味__楽天市場×マガジンハウスの食メディア

マガジンハウスに伝説的カルチャー誌「リラックス」というものがありまして。10代後半に古本屋さんで初めてマガジンに触れた時の衝撃や心の高揚感は今もしっかりと記憶しています。

その感覚を久しぶりに味わえたWebコンテンツに出会えました。

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楽天市場で購入できるグルメをマガジンハウスがお届けするWebマガジン。食のライフスタイルに関する記事を毎週更新していくみたいです。

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それでいち読者として・仕事で食に関わる人材として、凄いな!とか皮算用してしまった所をまとめてみました。


1.  ”食品”=煽りシズル感”からズラす

食品を扱うサイトだと「お料理がおいしく見えるかどうか」がもちろん大切だから、煽りのシズルというかドアップの躍動感あるヴィジュアルがどうしても多くなってしまいますがアールグルメは、イラストレーション。アーティスティックで幻想的なものをメインコンテンツの顔に置いていて、とても好意を持てました。


2. 楽天市場との距離感

このWebサイトの「効果測定」の指標ってなんじゃろ?
とついつい考えてしまいます。

・楽天市場への送客
・アールグルメ起点で実商品購買
とかありそうだけど、あまり送客部分を強化していない(目立たせていない)から少し違うかもしれないですね。

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きっとWebサイトの目的や指標は「どんな施策を打っても楽天になびかない客層を引き入れる(特定層の認知→理解、購買意欲アップ」なのかな。と思いました。
扱う商品のセレクトはきっと編集部サイドでしょうし個々の実売というよりは「楽天カードマン」では距離が生まれた層へのアプローチなのかも思って拝見させていただきました。

楽天さんは最近そのような取り組みを多角的に行ってますもんね。いち生活者としては、やはり楽天市場との距離感も好感もてます。


3. コピーとコンテンツの塩梅

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アールグルメのサイトマップ的なものをまとめるとこんな感じ。
見ていただくとわかる通り、コピーもいいし、記事の温度感もいい感じです。
毎週更新されていくみたいなんですが、読みやすい構造にしていたりイラストなどを多用されているところも”読み手への愛情”を感じます。

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全てがオンラインで購入できる今、
ストーリーを発見・開拓・整える存在が求められる

購買の”Place”の主戦場がオンラインになって、気軽にお買い物ができるようになったけども商品やオンラインショップの”差分”が作りにくいのも事実。
「あなたには、この商品がいいと思うの」だとか「こんな組み合わせで今度の食事会を楽しんでみてほしい」とリコメンド・ストーリーで囁かれたほうが動くこと多いなと思います。
そんな商品と人をコーディネイトできる人/ひと押しが作れる”文脈”が描ける人や組織は、今後もっと求められるのだろうと思いました。TENTさんとかそんなイメージです。


少しお話がそれてしまいましたが、ということでアールマガジンはぜひ一度読んでいただきたいです!それではまたタイムラインでお会いしましょう〜。


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