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カミーノ23日目 ポルトガルの道 海岸ルートスタート|Caminha~O Serrallo 21.1km

こんにちは!2年前に大手メーカーを退職し、世界を飛び回る海外ノマドになったあつみです。2023年6月にスペイン巡礼 ”カミーノ” に行ってきました。

33日間の振り返りnoteです🚶‍♀️

6月25日:フランス人の道をゴールした後3泊4日でポルトガルのポルトへ行きリフレッシュ!そのままサンティアゴに戻る予定でしたが、急遽計画変更。ポルトガルからスペインに歩いて帰ることにしました。ポルトガルからもカミーノの道があるんです。海岸ルートで大西洋をのぞみながらいろいろ吹っ切れた気持ちで歩きました。

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前回の記事はこちら


ポルトのカンパーニャからカミーニャへ

朝5時半だから真っ暗

前日にホステルのスタッフに早朝に出て行くから朝食は食べられないと伝えると、持っていけるものだけパックに詰めておくから冷蔵庫から持っていってね!と包んでくれた。

そして、Uberがこんな朝から来てくれるのか心配だったけど、案外すぐに到着して、カンパニャン駅に向かいました。

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案内に従ってホームに向かうと、発車30分前にも関わらず列車がすでに停まっていた。

この電車で合ってるのか不安なので駅員に確認して乗り込む。

新幹線まではいかない、特急くらいな内装。席は自由席。

シートにはUSBポートがついていて充電できるのがとてもいい。

間違えずに電車に乗れたので一安心。
朝ごはん何が入ってるかなとワクワク。パン、ヨーグルト、シリアル、チーズ、ハム、チェリー。思ったよりちゃんと包んでくれていて嬉しい。

7:55 カミーニャに到着!

到着!すっかり日が昇った

ポルトから約2時間電車で北上して、カミーニャという場所に来ました。

到着予定時間は書いてあるけど、遅れてないかどうかチラチラGoogleMapを見ながら。

今回の出発地点 カミーニャ。

駅舎にはきれいなタイルが装飾されていました。

ポルトガル海岸ルートの途中からスタートするんだけど、どんな道になるのか、楽しみであり、不安もあり。

まあでも、まずはスペイン/ポルトガルの国境の川の景色だったり、海が見られるのが楽しみだな✨

8:15 TAXI MAR(スペイン語で海のタクシー)

対岸がスペインです。国境の川の河口。

向こうに見えているのはスペイン

カミーニャから対岸に渡るにはフェリーに乗るといくつかのブログに書いてあって、川底が浅いから潮が満ちる9時くらいから運行開始だと思って乗り場で待つことに。

9時前だけど私よりも先に4人くらい巡礼者がいて、スタッフがその人たちを船に案内していく。船が満席だからもうちょっと待っててねってと言われたのだけど、この目の前にあるフェリーが満席になるほどの人とは思えない。

不思議に思っていたら、次の便でるよって誘導してもらうと全然フェリーじゃなくて小さいボートだったw

一緒の船に乗っていたのは私含めて4人。
ポルトガルの道の巡礼者そんなに多くないのか?

1人はデンマークからで、今日娘と合流するらしい。ボートに乗り合わせた女性のお母様がカミーノを歩いた経験があってそれで歩くことにしたみたい。

親子でカミーノ歩くのとか素敵だよね。

10分ほどで対岸のスペインに到着。

ここからまた私のカミーノが始まります!!

9:10 ポルトガルの道 海岸ルート

サンティアゴまで残り165km。

ここでも黄色い矢印に沿って進んでいく。

家の外壁に矢印を埋め込んでいるところが多い。こういうの勝手につけていいのかな?認可必要なのかな?

もし自分が道沿いに住むなら矢印つけたいな。

ポルトガルの道ではこういう十字架のモニュメントが多くありました。

道沿いにあるガーデニング空間に癒される。
振り返ると海がもう遠くに。

町を進んでいくとどうやらここから山に入るみたい。

山道は日陰が多くて気持ちがいい。

今回の旅はこのブログを歩くペースの参考にしました。

何かの跡かな?

いつものモホン以外の矢印が色々あるな〜という印象。ここは木の矢印。

ちょっとした森だと思っていたのに、ガッツリ山の様相を呈してくる。

前後に巡礼者がいないから不安になるけど、黄色い矢印を見つけて安心するというのを繰り返す。

10:50 A Guarda(ア・グアルダ)

初っ端からまあまあな山登りで、ひと山越えたら街に出ました。

色使いが鮮やかな置き物

町の中の道が結構入り組んでいて、矢印があるから迷いにくいと思ったけど、くねくね曲がらされる。

まっすぐじゃなく、よく見ると右側の坂を登るような指示

教会前を通ると日曜日だから人がたくさん。

海だーーー!

ポルトガル海岸の道めっちゃいい!!!!!
海眺めながら歩くの気持ちがいい!!
そして、今日は雲ひとつない青空!!!


この景色がきれいすぎた。

海だーーーーーー!!!!!
フランス人の道では見られない光景。

この日は足の調子がすこぶる良くて、全然痛くない。
ポルトでのリフレッシュが効いてるのかな。でも油断するとまた使い過ぎてダメにしそうなので気をつけよう。

巡礼者の像

今日は一日、すっごく気分が良かった。
そして、私の中の「カミーノらしい」日の過ごし方ができた。

きっと800km歩かなきゃと自分で課していたハードルから解放されて、自由になった今、何をするか?と自分で決めた選択だから、心に余裕があるし、時間にも余裕がある。

でもこれほどまでに心持ちが変わるのはなんでだろうな〜と、歩きながらずっと考えていた。

海と山が両方ある
車道を歩く

気分がいいのはなんでか

カフェ休憩。安定のトルティージャとコーラ。

ボートで一緒だったお母さんとまた会う。

今日は歩いてる途中1時間道でZoom打ち合わせして、そのままもう1時間歩きながらZoomの交流会に出て、仕事を間に挟んでいるのにそんなに嫌な気がしなかった。

ノマドニアのZoomに外から参加

海の素晴らしい景色のせいかな。

強風で飛んでいきそうな洗濯物

フランス人の道を歩くときには、800km完歩するぞ!私ならできるだろう!という自分への期待と、重めのハードルを自分に無意識に課していたのが、途中、志なかばで(この言葉久しぶりに使った)歩けなくなり、半分リタイアせざるを得なくなり、すごく悔しい思いをした。

満開のアジサイ

サリアから渋々100km完走するというのに切り替えて、結局ずっと800km歩けなかったことへの後ろめたさというか、悲しさというか、悔いみたいなのを引きずっていた。

頭では、別に距離じゃない、体を大事にしないと、ってわかってるのに、心が受け付けない感じ。

でもそれがゴールする日に少し軽くなった。
台湾のゆいんちゃんと歩いて気持ちが明るくなったのと、今に集中することが大事だと思えたからだ。

ゆいんちゃんもサリア発。彼女が明るく大きな声で挨拶をするのとか見てて、自分がなんでそんなに800km歩けなかったことを引きずりまくってるのか、距離は関係ないだろと、思った。

距離じゃなく、自分がどうしたいか、
自分が何を望むのか、
それをどう実行するか

そんな感じで気が晴れたのと、考えまくっても何も変わらない、そんな小難しく考えるなよと自分でもバカらしくなってくる。

1度ゴールしたんだし、残りの日数をどう使うか。

ポルトガルからもう一回歩き始めるという選択が、すごく自分らしく感じられて、楽しそうな方を選べたのが良かったんだと思う。

これが私の思考パターンの一つ。
会社辞める時も考えに考え迷いに迷ったあげく、何も変化ない3ヶ月が過ぎていき、アホらしい、早くやめようと思い切ることができた。

歩きながら、それが自分の思考パターンとしたときに、それを知って、今視野狭くなってるから一旦冷静にと考えるようにするのか、迷いに迷っている時間を短くして、早くアホらしく思えるところに気持ちを持っていくのか、はたまた全然違うアプローチをするのがいいのか、どうするのがいいのかなーとか考えてた。

間近で毛並みのいい馬を見られる

今回はどんな風に歩いていこうか

今回の道はどんな道にしていきたいか。

・歩いている人と会話をたくさんする
・アルベルゲで一緒に自炊してワイワイする
・楽しくある自分の在り方について考える
→終わった後に何をするかを考えたい!!楽しい感じに。

そんなことをぼんやりと。

カカシ!
うっすらと虹🌈
電気が走ってる柵
アルベルゲ手前にはプール付きのいいホテルがあった

17:00 アルベルゲ着

9時から歩き始めてそこから20kmで途中に打ち合わせあったから、今日は遅くなるかなと思っていたけど17時にはアルベルゲ着。

本日の宿:Alojamiento Camino Portugues Oia

まだベッドに空きはあるけどそれなりには巡礼者がいる感じ。今回も基本予約しないスタイル。

宿代は15€でフランス人の道よりもちょい高いんだけどその代わりにタオルが付いてくる。

夜ご飯どうしようかなと、近くの売店へ。

ガソリンスタンド併設の売店でこじんまりしてるけど、宿のスタッフが「小さいけどGood enoughだよ」と言っていた通り、十分な品揃えだった。

とんがりコーン

食料を買って近くの海岸へ。

スイカバーを食べる。

日本のスイカバーとは解像度が違うようだ。

フランス人の道で一瞬入ったバーで出てきたスナックを見つけたので即買い。これ美味しかった。しかも1€!

夜ご飯

日中に「アルベルゲで一緒に自炊してワイワイする」のを目標にしたくせに、夜ご飯はカップ麺を買って済まそうとする。

ちなみにこのカップ麺は普通に美味しかった。

2階の屋上でビール飲みながらラーメン食べていたら、何人か巡礼者がいて会話をする。職業は?なんでカミーノ歩いているの?

そんな会話をした後、少し仕事をしていたら、イタリアのマッシモがパスタ食べる?と誘ってくれてトマトソースパスタをシェアしてくれた!

イタリア人が作るパスタ美味すぎた。具はオリーブのみのシンプルなもの。ゆで加減ちょうどいい。

やっぱパスタの国の人だわ!

親子で来ていて、昨日、フランス人親子と知り合って、4人で家族みたいにご飯食べてるところに混ぜてもらった。

大量のジャガイモをマッシュポテトにしていて、食べきれない。

ご飯食べてたら、後から女の子たちも来て、イタリア、ベルギー、フランスで言語入り混じりながら半分くらいわかんなかったけど、談話。

こういうのやりたかったの・・!!!

そうそう、こういうの!!!!!!

アルベルゲでワイワイしたいと思っていたのが初日にして叶う。

ワイワイできないかもと思ってカップ麺買って仕事の世界に閉じこもろうとしていたのに、マッシモがちゃんとそこから引っ張り出してくれた。それがなかったらみんなとテーブルを囲むとかできなかったと思う。

このポルトガル海岸の道の初日はとてつもなく良かった。
海最高。夕日最高。

ここから7-8日間、順に歩いていけるから、また今度はどんなゴールの仕方をするのか、誰と歩くのか楽しみですね。

ポルトガル海岸の道推せるわ〜〜。

この日のハイライト

@atsumiee

カミーノ23日目ポルトガルの道海岸ルート#ポルトガル #スペイン巡礼 #カミーノ

♬ Travelling - Mapa

今日も一日お疲れ様でした!!

>>次回、海を見ながら山も登る!

最後までお読みくださりありがとうございます!

★ありのままの自分でカミーノを歩く🥾マガジンにまとめています
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★あつみのプロフィール
新卒から13年働いたトヨタ自動車を退職して海外ノマド(フリーランス)に。法人のマーケティングコンサルティングや海外ノマド体験プログラム『ノマドニア』の運営スタッフなどをしています。
大企業にいた経験やスキルを言語化して価値を見出すべく「#大企業スキル勉強会」主宰。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外に行ったり、退職する際にコロナ禍3ヶ月海外行ったりして、旅レポを書いています。直近はスペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中です。

Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
Instagram:https://www.instagram.com/atsumiee_/

★【連載まとめ】大企業スキルの活かし方ってなんだろう
大企業で培ったスキルに価値を見出したい!と取り組むに至るまでとか、大企業にいた当時の経験を振り返る連載

★大企業スキル勉強会の開催レポート

★海外ノマドになるまで「ノマドニア」体験記

★コロナ禍3ヶ月の海外旅行、1カ国目パリ旅の記事まとめはこちらです💁‍♀️


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