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大雑把ママが作る踏切の作り方

3歳だった息子が踏切にはまった(4歳になった今も踏切好き)。

お箸やえんぴつ、棒状であれば、フランスパンまでも踏切にみたて「カンカン、カンカン」言っている。

毎日レシートをクルクル、新聞をクルクルしては『ふみきりカンカン〜カンカン〜』と歌い、こんな、お祓いのときに使うシャラシャラしたやつ(おおぬさっていうみたい)を毎日たくさん作りはじめた。

息子には宝物であろう踏切やけども、毎日量産されるので、しれっと捨てる母(ひどい)。捨てても毎日新たな踏切が作られる。

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踏切のフィギュアみたいなものはあるけれど、幼児が安全に遊べる踏切のオモチャって意外と少ない。

夫が「そんなに好きなら、踏切作ったろ!」と息子と一緒に、コーナンで工事現場によくある、黒と黄色のシマシマのポールを買ってきたのがはじまり。

夫は本格的なものを作る気満々で、遮断機が下りるようにと、ちょうつがいまで購入。

ところが、ちょうつがいがうまく、棒にささらん・・・となり、工事現場のポールが放置プレー。

毎晩、布団に入ると息子が、放置されたポールを見て「カンカン、いつできるかなぁ」「パパ、いつつくってくれるかな」と聞いてくる。

単身赴任なので、時間がないのは分かるけど、「はよ作ってあげたら?」と催促するも、本格的なものを作りたそうで。

ちゃうねん。本格的なものじゃなくても、子どもが安全に楽しめたらええねん。(と私は思う)

もういいわ、私が作る!とはいえ、おれはO型牡羊座(むかし、こんなドラマあった)。なにをするにも大雑把。

先日もプロデューサーに請求書を送ったら、『請求書の名前印刷したやつが(適当にハサミで切ったから雑で)いがみすぎて、犯行声明みたいで怖い』と言われたぐらい。請求書ぐらい綺麗なん貼ろうや。

でも、ずっとポールがあるから、マッカートニーを作ろうやないか(なんの話や)と、大雑把なりに踏切を作ってみることに。

すでに作っておられる方の写真を参考にしたりして(感謝!)、段ボールや100均の材料で踏切風なものを作り、ツイッターにあげると、なんとも踏切好きのお子さんが多いことが判明!

一年後のいま、なぜかまた、ツイッターがいいねやリツイートされて(ありがとうございます)、踏切って好きな子ども多いんやなぁ!と驚きました。


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遊びにくる友人にも、作り方を聞かれることが増えたので、作り方をざっくりご紹介することにしました。雑な作りで申し訳ないぐらいやけど。

ちなみに、✖︎部分や矢印サインの台紙になる箇所、テープで貼る箇所など、物差しで下書きなどせずに、雰囲気でハサミを動かし(できるかなの、のっぽさんか)テープを貼っているためかなり雑です。アップするの、恥ずかしい。。

★材料★

【コーナン】
夫が買ってきた工事現場のポール
*こちらはもったいないから使ったものの、プールスティックの方が軽くて倒れても安全かもしれません

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プールスティックは中が空洞になっているので、支柱にする場合は、芯になるものを入れたら真っ直ぐなるし、小さいお子さん用だと工事現場ポールより安全だと思います(想像で話してます、しっかり立たなかったらすみません)

【ダイソー】

※材料は確認したら2021年7月現在も販売中でした。
・ランプ部分(COB タッチライト【ホワイト】) 2個
・ビニールテープ黒・黄色、赤
・粘着布テープ 50㎜×10M 黒2個・黄色1個
・両面テープ付きファスナー 黒
・赤セロハン(カラーセロハン5色入りの赤使用)
・発泡スチロールのレンガ 黒色(コーナンのポールは重いため、家にあったブックスタンドに貼りつけてレンガで押さえ込んでます)5個ぐらい使用しましたが、他で代用できるかも。ほかにもっとステキなやり方があるはず。

【セリア】
・プールスティック (プールで使用する浮き輪みたいなもの)黄色

【家にあったもの】
・両面テープ
・ブックスタンド(100均)
・段ボール(1.5リットルの水の空箱)
・お菓子が入っていた厚めの箱(踏切の✖部分や、サインの台紙に使用)

・黒のゴム

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★バッテン✖︎部分★

この✖の部分は、段ボールや空き箱を使用。

まずは土台となる2枚を作り、粘着ガムテープ黒色を巻きつけるように全体に貼ります。それから、黄色のガムテープを黒と交互見えるようにはりつけます。

できた二つをバッテンにして両面テープで貼ってとめています。

ポールにこのバッテンを両面テープで張り付けるだけやと、重さで落ちてきたので、黒のゴムを使い縛っています(ヒモでもなんでもOK)

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★ライト部分★

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ライトをつけている台紙は、2枚用意します。その2枚に黒のガムテープを巻き付けたら、台紙2枚の間にポールを挟んでガムテープでとめています。

ライトの台紙もズボラをして、両面テープでポールにくっつけるだけにしたら、しっかり止まらなかったので、黒のゴムでぐるぐる巻の刑にしています。

上記写真のように、ライトが付く部分は透明になっているので、透明部分に合わせて赤いセロハンを貼り、黒のビニールテープで周りの白い部分をぐるっと無理やり一周させて黒く見えるようにしています。セロハンのシワシワ具合もそのままにしているのが、大雑把ポイントです。

几帳面な夫は、ビニールテープとセロハンの境目が綺麗に丸くなっていないところを見て「す、す、すごいね」とびっくりしていました。多分褒めているんだと思います。


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電池交換することもあるかなと、両面テープ付きファスナーを貼って、取り外しできるようにしました(ファスナーの長さも適当に切り・・ライトからはみ出てる)。一年経過しても、誰も取り外すことはないので貼り付けてしまってもいいのかもしれません。

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ライトを軽く押しただけでは点灯せず、片方の手で台紙の裏側を押さえながら、反対の手でライトを押すと光るという、優しさと忍耐が学べる仕組みになっています。ライトは熱を持つかもしれないので、つけっぱなしはNGです。

★矢印サイン部分★

下側の矢印サインは驚くことなかれ、矢印の赤のテープでさえ同じサイズになるように切っておらず、ずれているのが大雑把ポイントです(それぐらい合わそう)。こちらは見えにくいですが、よく確認すると、台紙は一枚で先にポールにゴムでくくりつけ、その上から赤いビニールテープを無理矢理はっていました(だいぶ、疲れて2枚作る気がなくなってきた様子)

★土台部分★

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右側の支柱となるポールは倒れたら危ないので、プチプチにまいてブックスタンドにたてて、これでもか!というぐらいに、発泡スチロールのレンガを巻き付けています。隙間ができてくるとだんだん倒れてくるので、なんどもレンガや厚紙を足しています。一年後、上の写真のように、もうブロックを突っ込みまくり、きちんと修正する意欲は残っていない母。

★左側の箱とくっつける作業★

左側の黄色と黒の土台部分は「六甲の美味しい水」の空き箱です。

まず、右のレンガたちと左の箱2つをテープでぐるぐる巻きにして、くっつけます。それから左側のシマシマ部分は、黄色の粘着ガムテープを使って、適当な間隔で斜めに貼り付けていきました。

土台になる右部分と左部分の境目は、冷静と情熱の間ぐらい境界線があいまいでふんわりしています。

遮断機を下げたときに、遮断機のポールが床と平行に止まるようにするために、試行錯誤しましたが、段ボールの中にポールを支える台を作るという簡単な方法に落ち着きました。

段ボールの蓋となる上部の真ん中部分をカットして、ポールを上下にできるようにします。次に、ポールを平行に倒したときに、ポールが挟まる溝を作るのですが、セリアのポールの少し狭めぐらいの幅のサイズで切って溝をつくります。

遮断機をおろした時、段ボールの幅をポールより狭くすることで、無理矢理支える(挟む)という強引な仕組みです。ほかに良いやり方絶対あるやろうけど、考える余力が残っていませんでした。一年たって、ボロボロですが、直す気力もない母。

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さらに、遮断機を下ろしたときのサポートとして、箱の中に段ボールや発泡スチロールで簡単な台を作って、ポールの重さを支えるようにしています(今はその仕組みもなくなってどこかへ)。中に一本、美味しい水を入れて重りにしています(今はその水もなくなってどこかへ)

★注意点、その他★

すっかり忘れていましたが、遮断機のポールは黄色なので、黒ガムテープを適当な間隔でまきつけています。

幼児の場合、無理矢理遮断機ポールを「カンカン、カンカン」と言って倒すので、ペットボトルの水などを段ボールの中に入れた方が安定します。

ポールの遮断機を手動であげたり下げたりする、アナログなゆるい仕組みでございます。

普段は、ポールを段ボールに立てて差しっぱなしです。たまに帽子がかかっていることもあります。なんで?

「音ならないの?」と、ポールを放置した夫が言ってきましたが、「口で言えば問題ない」と返しておきました。

おかげで、私が「カンカン、カンカン」いう羽目になっています。

口で言うのが疲れたという時や踏切で遊ぶときは、息子がお気に入りの鈴川 絢子さんの「ふみきりのうた」をBGMで流してもいいかもしれません。

1720万回再生されている「ふみきりのうた」。つい口ずさんでしまいます。

鈴川さんの踏切DIY踏切を見て、ズボラ&大雑把な私は無理や〜となりましたが、本格的に作りたい方はおすすめの動画です。夫はこの動画を見て、「よっしゃ、作ったろ!」となりました。放置したけども。

私が作った踏切は、もっとうまく作る方法があるやろうし、雑すぎて何の参考にもならないと思いますが、踏切好きなお子様が多いと分かったので、思い出しながらざっくりと書いてみました。踏切の制作時間は丸一日。

夫に「ワンオペで毎日忙しい」とアピールをしているとは思えないほどの時間のかけようです。夫には制作時間は「3時間ぐらいやな」と見栄を張りました。

1年たってもなお、ほこりがかかりながらも、掃除機するときも邪魔やけど、デーンとリビングにあります(今では踏切が好きな息子も、遊ばなくなった・・・。ポールが戦いごっこの剣になっていることもある)。

皆さんの作った踏切も見せてくださいね!

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