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「vol.2 職人さん100人数珠つなぎ」田中善茂(Yoshishige Tanaka)さん/和紙・織物・木材を巧みに料理する工芸界の名シェフ/京表具師(絵画/書といった日本美術品や襖、屏風など室内装飾の魅力と機能をアップデートする職人@京都府)

京表具の仕事は、代々受け継がれてきた名品に触れられるチャンスがあり、そして「何百年と後世に伝え残す」ことができるので、とても楽しいと満面の笑みで語ってくれた田中善茂さん。
5足のわらじ(①株式会社弘誠堂 代表取締役 ②京都表具協同組合理事長 ③フォークロックのコンポーザー ④ライブハウスの経営者 ⑤小学校の休日クラブ代表)を履き、バイタリティに溢れているだけでなく、新たな素材を知り、作品のアイデアを考えて商品化する才能にも溢れています‼︎

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1:モットー//楽しむことが1番‼︎//

1:モットー//楽しむことが1番‼︎//
 「好きこそものの上手なれ」が座右の銘という田中さん。幼い頃から周りにあるものを利用して自ら遊びを作るのが好きで、手先も器用だったので上手くできたそうです。
 中学時代にはフォークロックにハマり、現在もMr.源五郎の名で作詞作曲し、ライブでは歌、演奏、そして即興のMCで観客を笑いに誘っています。
田中さんが発信しているYouTube を見ると、間違いなく、田中さんが1番楽しんでらっしゃることがわかります!
 ライブの様子は下記のURLよりご覧下さい。

<田中さんおすすめのYouTube 動画3選>

❶「天地真里」との出来事

❷熱い夏

❸何を探して

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2:大事にしていること//仕事を断らない!難しい仕事も工夫して最善を尽くす!//

 お仕事のメインは表具修復。田中さんを頼ってきてくれた全てのお客様が修復を諦めることなく喜んでもらいたい!との思いから、「よそで修復断られても全部持ってきてな。」と伝えているそうです。
 表具修復の面白い所は、時代やアーティストによって使う道具も素材もやり方も違い、また同じアーティストでも毎回同じ加減で作っている訳ではないから、その場その場の状況を見定めながら作品を後世により良い形で引き継ぐことができるか、常にチャレンジと工夫が求められる所だそうです。
 また、強みである豊かな想像力を活かした新商品開発のお仕事は、何より自分の考えた商品がお客様に気に入ってもらえることが本当に嬉しい!とおっしゃいます。
田中さんは京表具の技術を使い、和紙や金属箔、織物などの素材を合わせて上手く料理して、ハッと目が釘付けなる一品を作り上げる、まさに工芸界の名シェフです!
今はアートパネルに力を入れているそうです。ホテルや邸宅など、ますます多くの方の目と心を魅力する作品を見られることを楽しみにしています!

//田中善茂さんの会社情報//
株式会社 弘誠堂
http://kyo-hyougu.com/
GENGORO
http://gengoro-kyoto.com/

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