十二月十三日@ブダペスト

今日は朝から先生とミーティングのはずだったがブダペストに来れなくなったのでスカイプで話すことになった。九時からなのに、七時ぐらいにギリギリ分析したpreliminary resultsのスライドを送りつける。

(調べたが"preliminary"に対応する適訳がよくわからない。日本語で探すと「予備」と出てくるが若干違う気がする…ここではcoming before a more important action or event, especially introducing for it (ref. Cambridge Dictionary) の意。)

スカイプで結果を見せるがまだ、色々分析の余地があるということで具体的にはポスドクの先輩の意見を聞いてみたらどうかということになった。あとは冬休みの話などをし、来年からはサバティカル休暇だった二番目の指導教員の先生(一番目の指導教員の旦那だが)が帰ってくるので、来年からまた研究が楽しみである。政治的な意味で大学がどうなっているのかよくわからないが。

午後、先輩がやっていた一連の実験結果の発表。例えば明日あなたはパリで全く知らない人と会うとする。それはいつどこだろうか?ということを考えた時に、多くの人はお昼の12時にエッフェルタワーと答えるだろうが(つまり場所と時間が明らかなもの - 深夜3時のソルボンヌ大学ではダメ)、こういった意思決定が個人が持っている他者一般に対しての信頼度によって変わるのではないかという話(Scheeling's exampleを使った実験)。

この発表のあと、ラボの先輩と一緒にお昼ご飯のスープを買いに行き、私の部屋で分析を見てもらう。その先輩はfMRIとかEEGを主に使って実験をしていただけあり、プログラムにも詳しくて色々教えてもらう。こういう分析方法もあるよと言ってくれる。これで冬休み中の空いた時間に色々試せそうである。

朝のミーティングのために徹夜ではないが相当早く起きたので頭がもう働かず、夕方には家に帰る。そういえば市場で買って全然調理してなかった肉の塊がそろそろ腐りそうなので、煮込み料理にする。煮込み料理はとにかく時間をかければ技術がなくても美味しくなるから好きである(しかしオーブンで二時間ぐらい煮込むのでその日中には食べれないが)。

夜、数学の先生からテストのフィードバックが帰ってきて、中間試験と期末試験と授業の宿題など全部加味して95.67点でAだと言う。ちなみに私だけではなくて、他の二人も同様の点数だと思う。正直テストの意味あんまりないのでは?と言うくらい(点を取ると言う意味では)簡単な授業であった。しかし数学の理解自体はまだまだなのでまた勉強したい。