二月十四日@ブダペスト

今日はジムに通い始めて三日目。危うく寝坊しそうになるし、早速行きたくない気持ちがあったが何も考えずにジムへ行く。ビデオサイクリングをして汗をかく。そんないきなり体力がつくわけでもないが、昨日のスピニングからさらに慣れて、なんとなく全身少しずつ動くようになってきた気がする。

朝は歩いて大学に行くが、足が筋肉痛で痛い。久しぶりにAstoria(アストリア)駅の近くにある今風のおしゃれなKontactというコーヒー屋さんにいる。いつもすごく混んでいるが朝なので誰もいない。コーヒー用品を買おうと思ったが全部日本のもので買う気が失せる。

着いてからすぐに午後輪読会で読む論文を読み始める。宗教性が高いと戦争を起こしやすいと言う話はあるが、逆に戦争を経験することによって宗教性が高まるのではないかと言う話。すでにあるデータを再分析した論文で、色々批判しがいのありそうな内容である。調査対象は、シエラレオネ、ウガンダ、タジキスタンの三つ。

午後、論文をいつも通りみんなで輪読するが、今日は誰か知らないゲストがいて、そのゲストがその論文に詳しくて、話の中心がその人たちになる(人類学者か哲学者っぽいけど…)。聞きたいことがあったけど、出ていた話題に沿わなかったので話さなかった。

そのあとは、とにかく二進も三進もいかず悩んでいた、pythonでMIDIキーボードを動かす方法についてついに先輩に聞くことにする。全く同じことをしている人はいないので、pythonのこととMIDIキーボードのことと別々の人に聞いたら、とりあえず悩んでいたことは解決しそうである。そして長くMaxでこう言う実装できないのかな〜(多分無理だな)と思って聞かなかったことも聞いたらできるようで、本当に何事も聞いてみるもんだなと思う。

特に今回はテクニカルなことで悩んでいたので、さっさと聞けばよかったんだけど、なんせ心の状態があまりよくなかったので、自分が何がわからないのかもよくわかっていなかったし、とにかく他人と関わるのが億劫過ぎて、パソコンの前でぼーっとしたりマニュアルを読んではわからないとなっていた。

運動を始めたと言ってもいきなりすごく何かが変わるだけでなく、未だSNSを見てしまったり、ぼーっとすることはあるけど…しかし思っているより物理的な意味での身体の状態は大切だなぁと。もちろん神経伝達物質とかホルモンバランスとか、色々気分に関わる物質だって自分で作り出すわけだから、身体の調子が悪いとそこも気分も違うようになるって言うのは頭ではわかっていても…調子が悪くなるとなかなか行動に移せない。

運動はやってみると楽しい。もともと運動が苦手なのも(そういえば数学も)、学生時代に他人と比べて劣っている科目で、それゆえになるべく取り組みたくないと長年思い続けていたが、他人と比べずに向き合ってみるといいものである。この調子でなるべく長く朝起き+ジムに通えるとよいが…(ちょっと自信がない)。