十月二十七日@ウィーン

朝起きたけど眠い。何だかめちゃくちゃ最近よく寝ている気がする(過眠というほどではないけど)。結局朝遅めに起きることにしてるのだが(八時ごろ)、そんなに気を使わなくてもいいんではという気もしてきたがいまいちわからない。

大学に着いて今日は先輩と書いてるコメンタリーのことに時間を使おうと思う。私とポスドクの先輩二人とで出した音楽の起源に関する論文へのコメンタリープロポーザルが運良くアクセプトされたようで、本格的に書き上げることにする(プロポーザルアクセプト=コメンタリーアクセプトではないが、プロポーザルがアクセプトされないとコメンタリーは書けない)。先輩が筆頭著者なので私はなんかアイデアがあったら書く程度の仕事なのだが、一応自分は音楽を使って研究してることで呼ばれていると思っているので、ちょっと緊張している。私は音楽について何も詳しくない。

下の論文を読み返したりするが、集中できずご飯を食べながら適当な動画をたらたら見たり、ドイツ語の復習をしたりピアノを弾いたりする。ドイツ語もピアノも別に真面目でも何でもないのだが、気晴らしにはいい。今週の金曜日でドイツ語のコースはいったん終わるので、今後続けるか悩むが十一月は独学でぼちぼちやることにする。

今度読書会で織田作之助の『六白金星』読むので、今読んでいる。主人公の楢雄 (ならを)というのをなぜか(なちお)と読んでしまい、わかってても直らない(なちおって響き的にもおかしいのに…)。一応この楢雄が主人公だと思うが、語り手がコロコロ変わるので、なんだか読んでいて視点が複数できて面白い書き方だなと思った(意図されてるのか、私がこういう文章を読み慣れていないだけなのかわからないのか)。