六月二十一日@ブダペスト

今日は夕方四時半から論文講読会の発表。発表とはいえ、スライドを用意する必要もなく、一応私が中心となって論文の紹介をして議論をするというカジュアルなものであるが、まだ論文のアブストラクトしか読んでいなかったので、朝から大学に行かず家で論文を読み、ざっくり発表練習をする。

歩いて大学に行く予定だったが、結局時間がなくバスを使う。オフィスに着くと、明日から産休に入る同期と会うことができた。博士課程のことも、家族のことも、色々テキパキとこなしている彼女は本当に凄く、素敵である。

肝心の発表は英語の拙さはいつものことだからさておき、十分に用意しなかったわりにはスムーズに進んだ気がする。だいたい誰か先生が一人いるが、今忙しい期間のためか、私が選んだ論文が面白くなかったのか、学生だけだったのでとても気持ち的に楽であった。論文自体は自分の卒論で書いたもののテーマと近い、ドーパミンと選択肢の生成(option generation)の関係の話であった。健康な高齢者にドーパミンの作動薬を投与している実験が含まれていたので、倫理審査などが大変そうだと思った。

夕方はピアノの練習を二時間ぐらいする。とりあえず練習曲をし、ドビュッシーとリスト。でも二時間でも全く足りない。今どう考えても宿題が多すぎる。練習曲もたくさんあるが、とにかくドビュッシー四曲とリスト一曲、ラフマニノフ一曲。夏に入る前にたくさん宿題出しておくねということになってるが、ピアノが本業じゃ無いのでこんなにたくさんできないと半ば諦めつつコツコツやる。

夕方はフムスを食べ、ノートを書き、お風呂に入って寝る。暑すぎてなかなか寝れなかった。