六月二十三日@ブダペスト

再び朝はだらだら起きる。土曜日だから別にいいのだけれど、なんとなく罪悪感がある。

時間はあったがなかなか買い物に行けなかったので市場に行って野菜、ジャム、卵を買う。卵はもうスーパーでは買えない。それぐらい市場の卵は新鮮である。(というかスーパーの卵が古すぎる。)

お昼ご飯はトマトとインゲンのペペロンチーノにした。イギリスにいる頃からパスタを作り続けているので、それなりにうまくなってきた気がする。とはいえ、パスタ自体を食べないようにしているのでもうほとんど作らないが。

夕方、友達とThe Night of Museumsというイベントに参加する。指定されたブダペスト市内の美術館や城、教会などが深夜二時ごろまで開放され、見学できるというものである。深夜まで走る美術館と美術館を繋ぐバスにも乗り放題であり、とても便利でかつ見応えのある企画だ。

昔行ってたアートセラピーで出会った女の子二人と、そのうちの一人の子の同級生の男の子(というよりかなり年上だったので男性と言うべきか)と一緒に巡ることにする。最初はルートヴィヒ美術館に集合し、全ての展示を堪能。私は早く見終わったので一階のカフェでホットチョコレートを飲みながら、両親や祖父母にポストカードを書いて時間を潰す。

その後はお腹が空いたので大学の近くのアジアン料理に行き、私はイエローカレーを食べる。友達の一人がベジタリアンなので、こういう場合お店探しが結構難しい。とはいえベジタリアン・ビーガンはヨーロッパにかなり多いので日本で何か食べることを考えるよりはましだが。本当はオクトゴン近くのコズモスというビーガン専門店の美味しいカフェレストランに行きたかったが、残念ながら夜が遅すぎて後十分で閉まるという状況だった。(そこの大豆バーガーと付け合わせのじゃがいもがすごく美味しい。)

その後は川を渡ってブダ側に行き、ラビリンスや教会などを訪れるがなぜか閉まっている。ブダペスト市内で動かしているぐらいの大きなイベントであり、パンフレットにも説明が書いてあるのに閉まっているとはどう言うことであろうか?これがハンガリー。そうみんなで呟いて納得することにする。

最後には、市内から一時間ほどかかるが直行のバスに乗り、シャンパンセラー(工場)に行って、シャンパンの歴史などを見た後、シャンパンを飲んで終了。グラスを買わなければならなかったが、だいたい200円ぐらいで質のいいシャンパンが飲める。ボトルで買うともっと安い。一本ぐらいお土産用に買って帰っても良かった様な気がしてきた。

この時既に午前二時。友達たちはさらにこれから市内に戻ってビール工場に行くと行っていたが、私は眠すぎて離脱した。明日、今日遊んだ女の子のうち一人がハンガリーを去るので送別会があるから、また明日も会う。