四月二十八日@ブダペスト

今日は休日だけど、五時に目覚めてフローリングの掃除をする。家では裸足で歩きたいが、そもそも大家さんが靴で生活していたため、いくら床を綺麗にしても何となく抵抗があり、今はスリッパを履くことで落ち着いている。掃き掃除をして掃除機をかけ、フローリングをモップ掛け。掃除が好きすぎて、時間があれば毎日やりたいぐらいである。

その後市場に行って一週間ぶりに野菜を仕入れる。いちごの季節のようだ。最近果物にも糖質が多い(特にバナナ)と聞いてから、必要がない限り食べないようにしていたが、とても食べたくなった。荷物が多かったので、月曜日に買おうと思う。

一旦家に帰り野菜や卵をしまう。ちょっとぼーっとし、歩いて大学に行く。クラウドソーシングの仕事を今月で終了するので、ばーっと三時間ぐらい集中してやる。自分の研究は一切やらず。二年前、日本を出てイギリスに行ってからずっと一ヶ月に一万円程度のお仕事をさせてもらっていたのが、積もり積もって航空券代ぐらいにはなってるので、ありがたかったなと思った。これからはもっと自分のために(研究に限らず)時間を使いたいと思う。

大学が明日から三日間閉まるのでピアノの練習ができず、今日少し長めの一時間半練習する。やはり中指(あるいは薬指)を動かさずにその他四本を動かすことができない。特に中指を固定したまま、人差し指→薬指→小指へのスムーズな以降が難しいことがわかった。スタッカートのように、一つずつブツブツになってもいいなら移動できるが、レガートのように、音と音の間を切らずに移行ができない。多分指じゃなくて、手首と腕の使い方がキモな気がするがよくわからない。練習あるのみだが、頭でわかっていても身体がその通り動かないもどかしさがある。

夜、二百グラムの牛肉と野菜を食べ、満腹になって寝落ちする。アラサーになってこの怠惰な生活が恥ずかしい。誰かと一緒に住むと多少マシになるのだろうが、年々誰とも生活を共有できない身体になってきている気がする。