十月十五日@ブダペスト

今日は日本大使館に行って在外選挙の手続きを行う。朝頭が痛かったのでゆっくり寝たが、まだ頭が痛い(寝すぎたのかもしれない)。

日本大使館はブダペストのブダ側にあり、セントカルマンテール(Széll Kálmán tér)という地下鉄2号線の終点一つ手前の駅まで行き、そこからさらにバスに乗って10分ほど。閑静な住宅街を通り過ぎ、緑に囲まれた静かな奥地にひっそりとある大使館。

手続きは日本語がペラペラなハンガリー人のお姉さんに担当してもらい、領事の担当の日本人の方とも少し顔合わせをし、久しぶりに大学の友人以外で日本人を見たなぁと思った。

午後は、なんだかぼーっとしてしまい、気晴らしにデアーク広場(Deák Ferenc tér)のガレット屋さんでガレットを食べる。なぜかハンガリー語のメニューを渡されたがネットで調べたら英語のメニューがあった。そういえば容易にハンガリー語で挨拶するとハンガリー語を喋れると思われることが多いような気がする。私は挨拶以上のことはわからないのだ。

午後はサボり続けていたのでピアノの練習をちょっと本格的に二時間ほどやってみる。こんなことやってる場合じゃない気もしていて、いつも研究は仕事、ピアノは趣味、みたいな感じで夏休み明らかに手を抜いてを抜いてもいいかなと思ってた。のだけど、どっちもマジでやってみたらいいんじゃないかなぁという気がしてきた。いや、まぁ研究も集中できなかったので進捗はなかったけれど…

私はもちろん音大生でもなんでもないので、先生もレッスンで厳しいことを言ってくることはないが、もうちょっと弾いてきたらもっと教えられるのにとやんわり言われて、自分は下手だ下手だと思ってたけど、下手なりにもうちょっと伸ばせるのかもしれないと思い始めた(ここまで書いていて下手だからこそ伸びしろがあるのかとも思う)。

新しく挑戦する曲はラフマニノフのエレジー。この課題自体は夏休み前にもらっていたが結局一切譜読みせずに放置していた。手が小さいので手がつりそうになるが、ゆっくりな曲で譜を読むだけであればそこまで難しい曲じゃないので、半分ぐらい両手で弾けるぐらいになった。表現という意味では限りなく難しい…

夜は日本人の友人とご飯に行く約束をしていたので、それまでMAXのチュートリアルなどをみながら色々いじってみる。物分かりが悪いのですぐに理解できないが、基本的にプログラミング言語を学ぶのは楽しい。的確にエラーが返ってくるし、一人で学べることが多い。プログラミングは割と独学(というか自分でやってみないとわからない)系の学問かなぁと個人的には思っているが、人(知識がある人)を介さずともフィードバックがあるところが大きいのだろうか。

夜ご飯はお気に入りのカフェかたつむり(Cafe Csiga)へ。新装開店していたが、カウンター以外は特に変わった様子はなかった。絵も変わっていたし、多分壁の塗装もされていたとは思うけど。

家に帰り溜まっていた洗濯物にアイロンをかける。二日前の夜にツイキャスをしてComputational Cognitive Scienceの宿題を教えてもらったりして、ちょっとずつあの分野に対する苦手意識が(まだ思っ切りあるけど)、少しずつ溶けつつあるような気がする。まだテキストを読んで理解できないところが多いけど、何回も読まなければとか考えているうちに結局遅くなってしまい、お風呂に入って寝る。