六月二十五日@ブダペスト

朝から移民局に行って滞在許可証の更新に行く。場所が中心地から少し遠いと思っていたが、自分の家からだとそんなに遠くなかった。前行ったときはかなり遠回りしてたようだ。(快速バスに乗ったのも大きかったけど。)

移民局は八時半から開くが、寝坊したので九時半に着く。予想通りの行列だが予想通りだったのでそのまま並ぶ。思ってたよりはマシである。しかしながら進むスピードが遅い。

一時間ほど待ったあたり、まだあと一時間は待たなければならないだろうかと言う頃、ハンガリー人(かドイツ人)のおじいさん二人組がいきなり割り込んできた。二人はハンガリー語とドイツ語両方を話すみたいで、私の後ろにいたドイツ人(というか実際アメリカ人らしいがドイツ語ペラペラ)が、そこは列の後ろじゃありませんよとドイツ語で注意した。

確かに移民局の列の並びはわかりにくい。と言うのも、途中から親切に椅子が置いてあるのだが、一見そこに座ってる人は待合の人に見えるからだ。私も最初にそこに座ってる人たちは並んでいるのか誰かを待っているのかわからず、並んでいるかどうか確認した。おじいさんたちが言うには、座ってる人たちは待ってる人だから自分たちが列の最後尾だと言うことである。

後ろのドイツ人ジェントルマンが、「いや、そうではなくて列の後ろは本当はもっと後ろです(指差し)。みんな並んでるので後ろに並んでください」と説得するが、全然理解せず場所を動かない。終いには他のハンガリー人も混ざってハンガリー語とドイツ語で説得するが、聞く耳を持たない。そうこうして割り込み先の中国人とも乱闘騒ぎになりそうになっていたが、結局移民局の人がその人たちの相手をして事なきを得た。どう考えてもおじいさんたちの言っている意味が理解不可能であった。

さらに一時間待ってやっと番号札をもらう。さらに三十分ほど待ち、番号が呼ばれると、滞在許可証延長のために必要な書類を一つ一つ確認される。これにも一時間ぐらいかかり、やっと解放されるこれだけで一日が終わった気分である。

お昼は友達がオススメしてくれていたホームメイドパスタが食べれるイタリア料理屋さんが近かったのでそこでご飯を食べる。行ったのが遅かったので、中を見ると私だけ。1500フォリント(700円)ぐらいでホームメイドパスタ、メイン、ティラミスが出てくる。ものすごく美味しくコスパがよかった。そしてサービスも一流。使っている食器なども新しくないがとても丁寧に手入れされているようであった。

そこからは郵便局に行き、先日書いたポストカードを投函。プラオリティー(多分航空便)で送ると一枚当たり220円ぐらいする。これは高い。でも普通便で送ると船便になるのか二ヶ月後に届くのでプライオリティーにしておく。大学に行き、まだまだ研究モードになれず、二時間ピアノの練習をする。明日は長期休暇に入る前の最後のピアノレッスンだ。