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繰り下げるの、か?
63歳のあつこ。
年金受給は65歳から始まる。
正確に言うと、今現在年金をもらっている。
特別支給の老齢厚生年金
と呼ばれるものだ。
もともと年金の受給が60歳から始まっていたのを65歳にずらしたため、経過措置として行われている。
(女性に関しては、昭和41年4月1日生まれの人までこの年金が受け取れる)
金額としては少額だ。とはいえ、いただけるのはありがたい。
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最近悩んでいるのが「年金繰り下げについて」。
年金に関する記事はネット上にたくさんある。
読んでみても、何をどうしていいのかがわからない。
そこで、年金事務所に行くしかないと判断した。
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年金事務所に相談するのは予約制である。
電話で予約が必須だ。
予約しなくても相談はできるが、結構長い時間待たされる。
(ネットで予約はできない。
本格的に年金を受け取るときの相談のみ、ネットで予約ができる)
これは相談内容が多岐にわたり、ネット予約にそぐわない部分があるためだと、後からわかった。
あつこは、2週間先の朝9時、予約を入れた。
電話でどんなことを知りたいのかは話しておいた。
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そして、予約日の今日、窓口に相談に行ってきた。
窓口の女性は、にこやかな笑顔で迎えてくれた。
ちなみに、予約時間通りである。ほとんど待ち時間がなかった。
電話で話しておいた内容が伝わっており、こちらの話をうなずきながら聞いてくれた。
あつこが見たい資料も打ち出されていた。
年金は何度も改正が行われてわかりにくい。
説明する方もされる方も、大変であることには間違いない。
プライベートな話になるので、あつこが繰り下げに関して、具体的にどのように返事されたのかは、別なノートで説明したい。
相談を終えて感じたこと。
年金をどのように受け取るかは、これから自分がどのように人生を生きていきたいか、考えることだ。
結局、自己判断の世界だ。
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あつこが年金事務所を出る時、受付で老齢の夫婦が揉めていた。
予約なしで相談に来て、待ち時間があると言ったところ、怒り出したのだ。
「受付番号を渡すのでお待ちください」と言われていたが、納得しない。
あれでは説明を理解するのも大変だろうなぁ。
年金事務所についていろいろな悪評があるが、私が見た状況では皆さん頑張っていた。
これだけ複雑なものを説明するのだから、相談するほうも予約ぐらいは電話でちゃんとしましょうと声をかけたくなったが。
入り口には、「会話を録音することはおやめください」とも書いてあった、きっと会話を録音されてトラブルになった件があるのだろうなぁ。
お金が絡むと難しい。
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あつこは繰り下げるべきかどうか、実際のところまだ迷っている。
理科系夫の年金も加えてシミュレーションする必要があるようだ。
加えて、iDeCoとか、積み立てNISAもある。
人にもよるが、企業年金があったり、確定拠出年金があったり。
一筋縄ではいかない、老後の資金計画なのである。
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